海外からの刺客が、日本重量級のエースに何もさせず衝撃の秒殺KO。K-1のレジェンド魔裟斗が「色々な選手を見てきたけれど、この選手ほどパワーのある選手はいない」と絶賛した。
4月3日に東京・渋谷区の国立代々木競技場 第一体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」。K-1無差別級トーナメント・一回戦でK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)とマハムード・サッタリ(TEAM OTA/ICF)が対戦。試合は1ラウンド中盤にサッタリが左フックから右、左と打ち込みK-Jeeを秒殺KO。元K-1クルーザー級王者を圧倒した強さに「昔のK-1ヘビー級みたいだ」「一人だけ次元が違う」と驚きのコメントが並んだ。
2000年にシナ・カリミアンに勝利しK-1 WORLD GPクルーザー級王者になったK-Jee。その後カリミアンとの再戦で敗れるものの、ここ数年の日本人重量級を支えてきた一人。対戦相手のサッタリは現Krushクルーザー級王者。Krush /K-1参戦以来ここまで5戦全てKO勝ちだ。
サッタリの規格外の強さについて、ABEMAでゲスト解説を務めた魔裟斗は「僕サッタリのミット持ちましたけど、パワーありますから。(腕が)真っ赤です、本当に痛かった。スピードもパワーもある」と絶賛した。
すると試合開始とともに鋭い左ハイ、スピンキックとサッタリが早速その“片鱗”を見せつける。スピーディーな展開は続き、踏み込んでのフックと前に出る爆発力を発揮するサッタリに、K-Jeeが後退。サッタリが追い打ちの右フック、さらにやや強引な左フックをまとめてなぎ倒してKOしてみせた。
日本人K-1重量級のトップの一人・K-Jeeをもってしても1ラウンド1分28秒で撃沈という現実に視聴者からは「昔のK-1ヘビー級みたいだ」「一人だけ次元が違う」「これに勝てる選手はいるか?」と驚きの声。魔裟斗も「色々な選手を見てきたけれど、この選手ほどパワーのある選手はいない。汗もかいていない…“ウォーミングアップ終了”という感じですね」と改めてその楽勝ぶりに舌を巻いていた。