「何だコレ、マジでうめぇ」“濃いめ”のハイボールで藤田和之が覚醒! “超・野獣”化で4・30両国は風雲急
【映像】リング上でハイボールを飲み干し覚醒する“野獣”・藤田 »

 4月8日に東京・後楽園ホールでプロレスリング・ノア『REAL OVERTURE 2022』が開催された。メインイベントは、4・30両国国技館大会で行われるGHCヘビー級選手権、王者・藤田和之vs挑戦者・潮崎豪に向けた最初で最後の前哨戦。藤田は杉浦貴、潮崎は田中将斗をパートナーにタッグマッチで対戦した。

【映像】リング上でハイボールを飲み干し覚醒する“野獣”・藤田

 2月24日にノア入団を発表以降、野獣を封印し「真人間宣言」を行い、礼節を大切にする紳士となった藤田和之。3月29日にはノア道場を訪れると、約20kgの牛肉と藤田の地元・千葉の高級和菓子店で購入した50個のいちご大福を差し入れ、若手選手たちを激励。

 この日も会場入りするやいなやスタッフたちに手土産のいちご大福を手渡し、「皆さんあっての我々選手ですので、どうぞ食べてください」と、スタッフの労をねぎらった。

 そして迎えたメインイベント。藤田は礼儀正しく一礼してからリングイン。かつてのギラギラした野獣の目ではない、そのつぶらな瞳と憑き物が取れたかのような柔和な表情は、奈良県のマスコットキャラクターせんとくんのようだ。

 「何だコレ、マジでうめぇ」“濃いめ”のハイボールで藤田和之が覚醒! “超・野獣”化で4・30両国は風雲急

 試合も潮崎相手にクリーンファイトの真っ向勝負を展開。潮崎の逆水平チョップを叩き込めば、藤田は強烈なエルボーを返していく。王座奪回に燃える潮崎は、藤田をブレーンバスターで投げ捨てると、走り込んでの逆水平チョップから、マシンガンチョップ。さらに豪腕ラリアットを炸裂させると、さすがの藤田も場外にエスケープ。

 潮崎の押せ押せムードとなったが、ここから状況は一変する。セコンドのケンドー・カシンが、バケツの中に用意していた缶のハイボールを手渡すと、藤田は試合中にもかかわらずこれを一気飲み。みるみる表情が変わった藤田は、リングに戻ると野獣性を全開。潮崎を強烈なラリアットでなぎ倒し、バックドロップから必殺のビーストボム! さらにダメ押しのサッカーボールキックで顔面を蹴り上げると、大の字になった潮崎に片膝を乗せてギラついた表情で3カウントを奪取した。

 制御不能となった野獣は、試合後もリング上でハイボールを飲み干すと、暴れ足りないとばかりに虫の息の潮崎を無理やり起き上がらせビーストボム。さらに止めに入った田中をラリアットでなぎ倒すと、味方の杉浦までラリアットでKO。そしてマットに倒れた敵味方3人の口に、カシンがつまみ用に用意していたと思われるかまぼこを押し込むと、なおもリング上でハイボールを煽り雄叫びを上げた。そこにはもはや礼儀正しい「人間・藤田」の姿はどこにもなかった。

 「何だコレ、マジでうめぇ」“濃いめ”のハイボールで藤田和之が覚醒! “超・野獣”化で4・30両国は風雲急

 勝手にリング上で祝杯を上げた藤田は、GHCヘビー級のベルトだけでなく、杉浦の持つGHCタッグ、世界ヘビー級のベルトまで勝手に持って悠々と引き揚げると、バックステージでカメラに向かって「アイム・サイバーファイト!」と怒鳴り散らし控室へと消えていった。

 この藤田の変貌ぶりに盟友カシンは「すみません。ビールじゃなかったんだ……ハイボールでした。俺のせいです。本当にすみません」と報道に謝罪。どうやら藤田のピンチに、好物のビールを飲ませることで力を引き出すつもりが、アルコール度数9%の“濃いめ”のハイボールを飲ませてしまったことで、藤田の封印を解き、野獣を覚醒させてしまったようだ。

 ノア入団以降、野獣性を抑えていた分、開放されたことで手がつけられなくなった藤田和之。4・30両国で潮崎豪は、この超・野獣と化した藤田にどう立ち向かうのか?

文・堀江ガンツ

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