ウクライナ侵攻めぐり“どっちもどっち論”も…「侵略した側・された側は同じではない」「“複数ソース”を見比べて議論を」 ABEMA Prime 2022/04/15 15:58 拡大する 12日に行われた東京大学の入学式に来賓として出席した映画監督の河瀨直美氏の祝辞が波紋を広げている。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に関する、いわゆる“どっちもどっち論”ではないかと批判の声が集まっているのだ。【映像】ロシア軍 証拠隠滅か「遺体火葬」“虐殺”実態解明へ 複数のメディアが「ロシアを悪者にするのは簡単」といった見出しで伝えた箇所は、次のように続く。 「けれどもその国の正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないだろうか?誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させることで、私は安心していないだろうか?人間は弱い生き物です。だからこそ、つながりあって、とある国家に属してその中で生かされているともいえます。そうして自分たちの国がどこかの国を侵攻する可能性があるということを自覚しておく必要があるのです。そうすることで、自らの中に自制心を持って、それを拒否することを選択したいと想います。」(令和4年度東京大学学部入学式 祝辞(映画作家 河瀨 直美 様) | 東京大学 より) 続きを読む 関連記事