藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)が4月17日に行われた天童桜まつり内の人気イベント「人間将棋」に登場し、佐々木大地六段(26)と甲冑姿で対局を行った。対局中には、戦国武将よろしく「ござる」といった武者言葉を使い続けたが、甲冑姿とこの言葉使いにファンも大喜び。「かわいい!」「これは楽しい」といった声が大量に集まった。
人間将棋は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でここ2年間は開催が見送られ、今回が3年ぶり。ここに将棋界で大活躍する藤井竜王が登場するということもあり、会場にも多くのファンが詰めかけた。人間将棋は対局者が甲冑に身を包み1手ごとに武者言葉で人間が扮した駒たちに指示を送るという、エンタメ性抜群の一局だ。
最近ではトークスキルもめきめきと上達している藤井竜王だが、対局前の意気込みから「ござる」を使った武者言葉が全開に。「本日は天童にお招きいただき、大変うれしゅうござる。佐々木殿と師匠の深浦殿には、よく痛い目に遭わせられておるので、今日はその借りを返す絶好の機会じゃ。全軍を躍動させて勝利を目指したい。いざ、尋常に勝負!」と、あいさつすると会場からは大きな拍手。対局中も「謀ったな!」「先ほどより差が詰まっておる」など言葉巧みだった。
なお、この一局が藤井竜王にとっては新年度初対局。双方、全ての駒を動かすという特殊なルールの中でも勝利を収めた。今月からタイトルを保持する叡王戦で防衛を目指す五番勝負も開幕する。今年度はどれだけ力強い将棋で勝どきをあげるか。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






