藤井聡太竜王、最優秀棋士賞に「今後より一層精進して参ります」2021年度は最年少五冠達成
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)が4月18日、「第49回将棋大賞表彰式」に出席、最優秀棋士賞を受賞したことに「昨年度の経験を生かし、今後より一層精進して参ります」とコメントした。

【動画】名局賞に輝いた竜王戦七番勝負の第4局

 藤井竜王は昨年度、王位・棋聖と2つのタイトルを防衛すると、竜王・王将・棋聖と新たに3つのタイトルを獲得。最多の五冠保持者となり、棋士の序列1位に立った。最多対局賞(64局)、最多勝利賞(52勝)とトップ棋士たちとの戦いでも8割を超える勝率を維持すると、豊島将之九段(31)と戦った竜王戦七番勝負の第4局は名局賞にも選ばれた。

 表彰式で藤井竜王は「最優秀棋士賞をいただき、光栄に思っております。昨年度は私自身、印象に残る対局が多くありました。その中でも名局賞に選んでいただいた竜王戦第4局では、最終盤で非常に難解な局面が現れました。私自身、将棋の奥深さを改めて感じることができました。対局を見ていただいたみなさまにも、そのことを共有していただくことができたのではないかと思い、うれしく感じています。昨年度の経験を生かし、今後より一層精進して参ります。」とコメントした。

 藤井竜王は来週27日から叡王戦五番勝負で、今年度初のタイトル防衛戦に臨む。
(写真提供・日本将棋連盟)

【動画】名局賞に輝いた竜王戦七番勝負の第4局
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