Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2021-22」ファイナルシリーズ、4月21日の第1試合に出場する4選手を発表した。6日間、12試合のファイナルは2日間を終えて、順位・ポイントともに大きく変動。セミファイナルシリーズ4位だったセガサミーフェニックスが躍進し首位に立っている。今年も「ファイナルに4位で進出したチームが優勝」というジンクスは強いのか。
【中継】朝日新聞Mリーグ2021-22 ファイナルシリーズ3日目
Mリーグは過去3シーズン、全てファイナルシリーズに4位で進出したチームが優勝している。レギュラーシーズンからセミファイナル、セミファイナルからファイナルとポイントは半分持ち越しとなるルールで、ファイナルに行き着くころにはほぼ横一線になることもあるが、とはいえ実際に1位通過のチームがポイントを多く持ってファイナルに進んでいることは間違いない。なぜかポイントでリードされているチームが巻き返し、そのまま優勝シャーレまで突っ走るこのMリーグ。セガサミーフェニックス先発の魚谷侑未(連盟)も、この風に乗ってトップを取る気満々だ。
1位でファイナルに進み、ポイントとしては現状維持が続いているKADOKAWAサクラナイツ。ただ気づけばセガサミーフェニックスには約100ポイントの差をつけられている。これ以上1位チームが突き抜けると、最終戦を迎えるころには2位以下の順位争いがメインになってしまう。内川幸太郎(連盟)は、この状況にくさびを入れられるか。
3年連続3位の渋谷ABEMASは、とにかく強く前に出る。4年連続ファイナル進出という結果からして、最も安定しハイレベルな力を持つという証明はできている。あとはファイナルの短期決戦で突き抜ける爆発力を発揮できるか否かという点だけだ。松本吉弘(協会)も当然トップは狙いに行くが、セガサミーフェニックスが走る展開は全力で止めることだろう。
腹を括って攻め続けるしかなくなっているのがKONAMI麻雀格闘倶楽部。チームポイントは唯一のマイナス域まで転落し、逆転優勝への残り時間も少なくなってきた。今期からMリーグに参戦し、いきなりリーグ最高得点を叩き出した伊達朱里紗(連盟)が、苦境をどこまで打開できるか。
【4月21日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟) 個人22位 ▲139.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟) 個人4位 +269.5
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人11位 +145.7
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟) 個人21位 ▲128.7
【4月18日終了時点での成績】※セミファイナルシリーズのポイントを半分で持ち越し
1位 セガサミーフェニックス +218.8(4/12)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +119.6(4/12)
3位 渋谷ABEMAS +43.5(4/12)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲43.0(4/12)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





