Mリーグ機構は「朝日新聞Mリーグ2021-22」ファイナルシリーズ、4月22日の第1試合に出場する4選手を発表した。6日間、12試合という短期決戦は早くも後半戦に突入。ここからは1試合ごとに、自チームがどの順位をどこまで目指せるかという、トータルポイントも考えながらの戦いが始まっていく。4チームのバトルは最終週に、どんな形を作って突入するか。
【中継】朝日新聞Mリーグ2021-22 ファイナルシリーズ4日目
ファイナル初日の時点では1位から4位まで、約60ポイント差に収まるという大接戦だったが3日間・6試合を終えて、かなり縦長の展開になってきた。1位のKADOKAWAサクラナイツは、2位のセガファミーフェニックスに60ポイント近い差をつけ、じわじわと優勝に近づいている。セミファイナルシリーズから調子が上向いた岡田紗佳(連盟)が、勝利のダブルピースを決めることがあれば、それはいよいよ初Vへのシグナルだ。
セガサミーフェニックスの先発は頼れる“父ちゃん”近藤誠一(最高位戦)。レギュラーシーズン、セミファイナルとインタビューに呼ばれれば、ひょうきんな部分も見せていたが、いよいよファイナルにもなると試合後になっても、そこまで表情が崩れない。個人戦ではいくつもタイトルを取ってきた強者だけに、優勝の美酒が一番うまいことを知っているからだろう。
3年連続3位、現在も3位の渋谷ABEMASは、先発を日向藍子(最高位戦)に託した。昨期のファイナルは、最終盤の5試合を全てエース多井隆晴(RMU)に託すことになったが、今期はここまで4選手が満遍なく出場。ラッキーボーイ、ラッキーガールを探しているかのようだ。1位はもちろん2位まで少し離され始めているだけに、できればトップ、最低でも2着には入り、この先の戦いにつなげたい。
4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は、悲願の初優勝まで200ポイント以上離れているが、前夜に高宮まり(連盟)がチームのファイナル初トップを取ったことで、土俵際で踏みとどまった格好だ。トップさえ取れば、全チームと差を縮めることができると考えれば、残り6試合で最低でも3勝、できれば4勝して、奇跡の大逆転を起こしたい。昨期はEX風林火山に所属し、この大逆転優勝を体感した滝沢和典(連盟)。今年は別チームで、再び奇跡のきっかけを作るか。
【4月22日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟) 個人26位 ▲261.8
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟) 個人3位 +294.2
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人24位 ▲168.5
セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦) 個人18位 +5.4
【4月21日終了時点での成績】※セミファイナルシリーズのポイントを半分で持ち越し
1位 KADOKAWAサクラナイツ +190.9(6/12)
2位 セガサミーフェニックス +133.4(6/12)
3位 渋谷ABEMAS +45.2(6/12)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲30.6(6/12)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





