4月20日に行われた埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズの一戦で起こった、西武・鈴木将平による“ランニングホームラン未遂”。この珍事件について、高校時代に野球部でエースをつとめ、熱狂的なロッテファンとしても知られるお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右が、ロッテ側の守備に着目する形で言及した。
【映像】西武・鈴木将平が“ランニングホームラン未遂”(12:15~)
1-0と西武が1点リードで迎えた8回裏・西武の攻撃。2死一、二塁の場面で、千葉ロッテの3番手・廣畑敦也が2-2の並行カウントから投じた5球目、外角真ん中のストレートを叩いた鈴木の打球は、低い弾道でセンター右前へと鋭く伸びるライナーに。しかし、これをロッテのセンター・高部瑛斗が後逸し、ボールは誰もいないスペースへと転がっていく。
誰もがランニングホームランになると思う場面だったが(記録は1安打1失策)、鈴木が三塁ベースを勢い良く蹴ったところで転倒してしまうというアクシデントが発生。ちょうどそのタイミングでホームにボールが返ってくると、千葉ロッテのキャッチャー・加藤匠馬が三塁へと素早く送球。鈴木は三塁に戻り切れずにタッチアウトとなった。一、二塁走者が既に生還していたため、西武は貴重な追加点を得ることができたものの、当の鈴木も苦笑いする一幕となった。
この一連のプレーを見た藤田は「これは小学生みんなに見てもらいたい」と話しだすと、「鈴木選手がサードに戻ろうとするじゃないですか。これをキャッチャーの加藤選手が刺すっていうことですよ。だいたいこれはセーフになりますから、これをアウトにするっていう。ここですよね」と、鈴木のもたつきを見逃さずに咄嗟の送球でアウトにしたロッテ・加藤のプレーを称賛。一方で、「逆に外野手は絶対に後ろに逸らしたらいけないよって、小学生に(伝えたい)」と、外野手の後逸が致命的なプレーとなり得ることも踏まえてコメントした。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)



