4月17日に行われた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、値千金の決勝本塁打を叩き出した日本ハム・万波中正。そのメンタリティについて、熱狂的なロッテファンであるお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右が独自の分析を交えつつ言及した。
千葉ロッテの先発・佐々木朗希が8回を無安打・無四死球、14三振を奪う完璧なピッチング。一方の日本ハムの先発・上沢直之も7回4安打無失点と好投するなど、投手戦にもつれこんだこの試合。
試合が動いたのは、無得点のまま迎えた延長10回表・日本ハムの攻撃。この回の先頭打者として打席に入った万波は、カウント3-2からの6球目、ロッテ・西野勇士が投じた真ん中低めのフォークボールを鋭く振りぬくと、そのままバックスクリーン横へと飛び込む勝ち越し弾に。日本ハムが放った安打は万波によるこの一打のみで、文字通り万波の一振りで決めた試合となった。
代打で出た万波の7回の打席について、「佐々木朗希投手に対して全然合ってなくて、てんてこまいだったんですよ。万波選手は大丈夫だろう」と、打たれないだろうと見越していたという藤田。しかし、異様な球場の雰囲気の中、尾を引くことなく次の打席で値千金の一打を放ったことで、「なんだこのメンタル。何も考えてないんじゃないのかなって」と驚いたという。
また、万波が試合後のインタビューで、「ここでホームラン打ったらおいしい」と語っていたという話が紹介されると、「メンタル強いというか、本当に天真爛漫なんですね」とした上で、「やっぱりBIGBOSS(新庄監督)が作り出してるんじゃないですかね、そういう空気を。『ここで打ったらおもしろいよね』みたいな」と推測した。
さらに、周りの空気に左右されない芸人について聞かれると、「劇団ひとりさんとか。結構マイペースで、そんなに周りに左右されないですね。吉本ってけっこう集団芸が多くて、1人で臨むことってあまりないんですよね。吉本の芸人って意外と周りの空気を読んじゃいしがちなんですけど。ひとりさんなんかは自分のワールド持ってるんで」とし、万波はそのようなタイプだとユニークに分析した。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)




