悲願の初優勝は、4人で掴んだ最高の結果。KADOKAWAサクラナイツの内川幸太郎(連盟)、岡田紗佳(連盟)、堀慎吾(協会)が、療養中の沢崎誠(連盟)に喜びと感謝を伝えた。
4月26日に行われたプロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2021-22」ファイナルシリーズの最終日、第1試合は内川が3着だった。第2試合では、ファイナルシリーズでフル回転した堀が執念の2着。その瞬間、夢にまで見た優勝が決まると、堀に駆け寄った岡田や内川、チームを率いた森井巧監督は感極まった。今シーズン、Mリーグ最年長の沢崎はMVPを争うほどの活躍を見せ、チームのセミファイナルシリーズ及びファイナルシリーズ進出に貢献。だが、持病の療養を理由に、ファイナルシリーズからは退いていた。そんな沢崎に対して、インタビューで堀は「これで沢崎さんに『僕がいないんじゃ、そりゃ勝てないよ』って言われないと思うと、ホッとしてます」とメッセージ。内川は「ファイナルは3人になりましたけど、しっかり勝ち上がることができました」とし、「まだまだ教わることはたくさんあるので、早く元気になっていただいて、しっかり高い壁でいてください」と伝えた。
チーム最年少の岡田は「沢崎さんがいなかったら絶対に優勝できなかった」と涙ながらにコメント。チームの控室がいつも明るいのは「沢崎さんが作ってくれたもの」とし、「4人で優勝できたものだと思っているので、本当にありがとうございます」と頭を下げた。インタビュー時に持つ“サクラブレード”にはメンバーのカラーがあり、沢崎は緑。ファイナルシリーズからはメンバー全員が緑の桜ブレードに統一していたそうで、この日もそのブレードを手に、笑顔で沢崎の「マムたん」ポーズを決めた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)