5月10日に行われた北海道日本ハムファイターズとオリックスバファローズの一戦で、オリックス内野陣が見せた好フィールディングと日本ハムの不運なダブルプレーについて、元・千葉ロッテマリーンズの里崎智也氏が言及した。
4回裏、日本ハムが2点を返して2-3とし、なお1死二、三塁と一打逆転の場面。7番・アルカンタラがカウント1-0から振りぬいた打球は、強い当たりの一塁へのゴロに。これを正面で捕ったオリックスのファースト・太田は、そのままベースを踏んで2死。また、打球が転がったことを受けて三塁走者の万波と二塁走者の石井が飛び出す格好となり、結果、三本間上で挟まれた万波がタッチアウトとなってダブルプレーが成立した。
この展開に里崎氏は「これはある程度、仕方ないですね」とコメント。「1死二、三塁という状況で、ランナーには“ゴロゴー”という指示だったんでしょう。セカンドランナーの石井も無駄に走ったわけじゃなくて、サードランナーの万波が走ったから三塁へ行ったんです。アルカンタラの打球がたまたま一塁線上に転がったことによって、ファーストはベースを踏んでホームに投げた。万波は突っ込んでもアウトだから引き返そうとしたけど、セカンドランナーも来てるし……というところ」と、打球が飛んだ方向が悪かったことを解説。
重ねて、「ファイターズ側からするとアンラッキーで、これを防ぐ方法はないですね、正直」と、日本ハム側にとっては避けようのない不運なアウトだったとコメントした。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)