藤井聡太叡王（竜王、王位、王将、棋聖、19）に出口若武六段（27）が挑戦する叡王戦五番勝負は5月15日、愛知県名古屋市「名古屋東急ホテル」で第2局が行われている。叡王が2連勝で防衛へ突き進むか、出口六段が反撃ののろしを上げるか。注目の一局の戦型は「相掛かり」となった。
【中継】叡王戦五番勝負 第二局 藤井聡太叡王 対 出口若武六段
右手をグッと握り、力を込める。立会人の久保利明九段（46）が定刻を告げると、先手番の出口六段は自身を奮い立たせるように握りこぶしを作った後、体を大きく前傾させて飛車先の歩を進めた。対する王者・藤井叡王は一口お茶を含むルーティーンから2手目を着手。戦型は前局に続いて「相掛かり」が選ばれた。
互いにテンポよく指し進めていたが、まずは藤井叡王が午前のおやつを前に24分を使って角を上がった。対する出口六段は1時間1分の長考。同様に角を上がった。互いに駒を躍動させて、午前中から緊張感あふれる展開となっている。
第1局は振り駒の結果、藤井叡王の先手番でスタート。戦型は「相掛かり」で、藤井叡王が持ち前の終盤力を活かして勝利を収め、防衛に向けて幸先の良いスタートを切った。出口六段が両者の過去の対戦成績は藤井叡王5勝、出口六段1勝。持ち時間は各4時間で、先手は出口六段。12時から1時間の昼食休憩をはさんで、13時に対局が再開される。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
出口若武六段 名古屋コーチン親子オムライス、アイスティー
藤井聡太叡王 名古屋コーチン親子オムライス、ウーロン茶
【昼食休憩時の残り持ち時間】
出口若武六段 2時間25分（消費1時間35分）
藤井聡太叡王 2時間37分（消費1時間23分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
