上田初美女流四段、的確な指摘と強烈ツッコミ 解説棋士に笑顔で「具体的にお願いします」ファン爆笑/将棋・ABEMAトーナメント
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 的確にして強烈。まるで王手飛車のようなツッコミとでも言えばいいだろうか。将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Bリーグ第2試合、チーム糸谷とチーム菅井の対戦が5月14日に放送された。この試合で大盤解説を務めたのは伊藤真吾六段(40)で、聞き手は上田初美女流四段(33)だった。YouTuberとしても活躍する棋士に、女流ABEMAトーナメントでも“姐さん”気質をたっぷり見せた女流棋士というコンビだったが、大盤の前で主導権を握ったのは上田女流四段。強烈な一手に、伊藤六段がたじろくシーンもあり、ファンの爆笑を誘うことになった。

【動画】上田初美女流四段の鋭いツッコミ

 上田女流四段は、タイトル2期の経験があるほか、常に女流棋戦の上位で戦い続ける実力者。さっぱりとした性格から物言いも明確で、聞き手を務める女流棋士の中でも、独自路線をひた走っている。また、棋力の高さからか、解説棋士も顔負けの早見えで大盤解説をリードすることまである。

 トークスキルでは日頃から動画でもしゃべりまくっている伊藤六段に分があるかと思われたところだが、やはり上田女流四段の鋭さが突き刺さった。第2局、チーム糸谷・黒沢怜生六段(30)と、チーム菅井・久保利明九段(46)が戦っている最中、黒沢六段が▲3五歩としたところで、伊藤六段が「筋がいいですね。めちゃくちゃいい手です」と語ったところを、上田女流四段は「筋がいい…。具体的にお願いします(笑)」と微笑み混じりに切り替えした。

 まさかの指摘に伊藤六段も言葉に詰まり、なんとかひねり出した手は「潤滑油みたいな感じですね」。ただこれで上田女流四段が納得するはずもなく、またも笑いながら「具体的じゃない」とばっさり斬った。確かに「筋がいい」とは、雰囲気を伝える時に使われることが多い将棋用語の一つで、何かしらの決めがあるようなものでもないため、伊藤六段の「潤滑油」という言葉が出てきただけでも大健闘だ。なお、ファンからは「初美の猛攻」「圧かけていくぅ」「攻める聞き手」という笑いに満ちた声が寄せられていた。

◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】上田初美女流四段の鋭いツッコミ
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【動画】解説棋士・聞き手から思わず声が出た鋭い一手
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