将棋界と不二家の長い付き合い ベテラン島朗九段が回想「対局者におやつを配るおばさまがいた」「記録係も棋士の後なら食べてよかった」 将棋 2022/05/26 10:30 拡大する 将棋の叡王戦五番勝負は、藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)が挑戦者の出口若武六段(27)を3勝0敗のストレートで下し、初の叡王位防衛、タイトル戦での連勝記録を羽生善治九段(51)に並ぶ「13」まで伸ばした。タイトルをかけた番勝負は挑戦5回・防衛3回と、計8回全てでタイトルを手にするという圧巻の成績だ。叡王戦は昨期から菓子メーカーの不二家が主催になり、対局者には予選から番勝負まで通じて、栄養補給として同社のお菓子が提供されている。ベテラン島朗九段(59)も、5月24日の第3局では現地に向かい、対局者と同じおやつに舌鼓を打つことになったが、味わいながら思い出されたのが、まだ棋士になる前、奨励会員だった頃。「中継が入る前、昔の時代から甘いものはみなさん食べていた。おやつが対局に出ていたんです」と、不二家にも関連するエピソードを紹介した。 続きを読む