里見香奈女流四冠、女性初のタイトル戦本戦進出 プロ編入受験資格も獲得のW快挙 将棋渡辺明 2022/05/27 18:48 拡大する 将棋の里見香奈女流四冠(女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花、30)が5月27日、棋王戦コナミグループ杯予選で古森悠太五段(26)に99手で勝利し、本戦進出を決めた。女性でのタイトル戦本戦進出は初。さらに、直近の公式戦成績を10勝4敗としてプロ編入試験の受験資格を獲得した。【動画】緊張感が漂う対局開始シーン 本局は、渡辺明棋王(名人、38)への挑戦者を決める本戦トーナメント進出をかけた予選決勝。里見女流四冠は1回戦からの出場で、浦野真彦八段(58)、順位戦B級1組の澤田真吾七段(30)、王位戦挑戦者決定戦に進出を決めている池永天志五段(29)、冨田誠也四段(26)と並み居る強豪に勝って決勝の舞台に上がった。古森五段とは2019年8月以来2度目の対戦で、前局では古森五段が勝利していた。本局では、振り駒で先手番となった里見女流四冠が中飛車、古森五段が三間飛車として、戦型は相振り飛車となった。里見女流四冠が積極的な姿勢でペースをつかむと、堂々たる指し回しで徐々にリードを拡大。終盤戦で一気に突き放して99手で古森五段に快勝した。 続きを読む 関連記事