斎藤慎太郎八段が48手目を封じ手 形勢互角で2日目へ 持ち時間では渡辺明名人が1時間半リード/将棋・名人戦七番勝負 将棋渡辺明,斎藤慎太郎 2022/05/28 18:47 拡大する 将棋の名人戦七番勝負第5局が5月28日、岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で行われ、挑戦者の斎藤慎太郎八段(29)が48手目を封じ手とし1日目が終了した。翌29日の午前9時ごろに開封され、渡辺明名人(棋王、38)の手番で対局が再開される。現局面で形勢は互角で、持ち時間では渡辺名人が1時間41分リードしている。【中継】名人戦七番勝負第五局1日目 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段 渡辺名人が3勝を挙げ3連覇に王手、1勝の斎藤八段はカド番に追い込まれている本局は、角換わりの出だしに。棋士の間でも深くまで研究が進んでいる戦型でもあり、午前中からテンポよく指し手が進むと、3筋を中心に戦いが始まり、正午からの昼食休憩までに34手目まで進行した。38手目、斎藤八段が居玉を避ける一手に83分と長考すると、両者ともに指し手のペースが落ち着き、局面もバランスが保たれたまま進んだ。その後はお互い、2枚の銀を前線に押し出すような展開へと向かい、48手目を迎えたところで封じ手となる午後6時30分に。斎藤八段がすぐに封じる意思を示して、1日目が終了した。 続きを読む 関連記事