“小学校受験”過熱の背景にコロナによるワーママ参入!? 子供のポテンシャルを引き出すには
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 仕事のリモートワーク化や宅配サービスの急速な普及など、コロナ禍によって社会の状況が大きく変わるなか、子どもの教育にも変化が出てきている。過熱する小学校受験の実態について話を聞いた。

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「子どもの相手をする時間をなかなか取れないのが、今までのコロナ前の状況だと思うんです。自宅で仕事できる環境がかなり整ってる方多いので、そういった方が知育の延長等と子どもの相手の延長で接する時間が長くなってきて、小学校受験に対応ができる時間がとれてきたというのが1つの変化だと思います」

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 こう話すのは私立小学校に通う2児の父で、小学校受験に関する情報を発信する狼侍さん。伝統校が安定した倍率を誇る一方で、近年創立された学校に人気が集中するなど、小学校受験が過熱している現状があるという。

「新しく小学校受験に参加しようとしてるご家庭が多いのですが、やはり中学受験を元々意識してきた方が中学受験が厳しいという事情の中で、小学校受験に流れてきているという現状があります。中学受験を意識した人たちの心に刺さるような学校が異常な倍率というか、熱を帯びてるような状態だと思います」

 中学受験の過熱に伴い、小学校選びという早い段階から戦いが始まる傾向が進んでいるという狼侍さん。学力に重きが置かれる中学受験よりも、ポテンシャルがみられるという小学校受験のポイントについて聞いてみた。

「我々の身近で言うと『就職活動に一番近い』とよく発信しているんですけれども、大学3年生4年生の仕事の力ってなかなか判断できない、みなさんどこで判断するか。結局はポテンシャルになってくると思う。就職活動であれば20歳も超えた大人の判断になりますけれども、やはりその5歳6歳でその子がどう育っていくのかという判断で、一番の判断材料というのは、その子がずっと一緒にいる大人(親)です」

 願書での志望動機や、教育方針といった親の考え方が問われる小学校受験。子どものポテンシャルについても、学校側はさまざまな方法で判断しているよう。

「例えば有名なところでいうと立教小学校は、非常にお話の記憶に重きを置かれていて、コロナ禍でまた状況が変わっていたりしますけれども、大きなスクリーン(物語を)見たり、先生が本を読み聞かせをしたり。大人でもほとんど覚えられない読み聞かせも出てきますので、この辺は各小学校の個性が出てくるところではあります。やはりそういうところでポテンシャルを図っているんではないかなと思います」

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 他にもグループディスカッションによる行動観察や発想力や想像力をみる絵画工作のテストなど、学校によってその判断基準はさまざま。最後に合否を大きく左右すると、まことしやかにささやかれるあの話題について聞いてみた。

Q.就職活動といえば、まことしやかに言われるのがコネ入社みたいなのがあるかと思うのですが、小学校受験におけるコネ入学みたいなものは実在するものなんでしょうか。

「小学校の世界でよく縁故という表現をするんですけれども、私がやはり一番強いコネと思うのは、兄弟がすでに在学している場合です。親のポテンシャルが一度試験を通過してますから、子どものポテンシャルだけに当然、学校は注力することになるので、ハードルはやっぱり下がりますよね。コネというか、正確に言うとやはりアドバンテージがあるという表現が正しいんじゃないかなと思います」

(『ABEMAヒルズ』より)

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