各地で人出が増えているなか、都内の商店街を悩ませているのが危険な運転をする自転車。驚きの光景をカメラが捉えた。
歩行者専用の道を傍若無人に走行し、多くの人で賑わう商店街で人の間を縫うように通過する自転車。この商店街は、通学路にもなっている。近隣住民は「みんなそういう意識がないもんね。これだけの看板が出ているが関係ない」と話す。
多くの飲食店や商業施設などが立ち並ぶ、東京・赤羽のJR赤羽駅の東側。駅から歩いて3分ほどの赤羽スズラン通り商店街には約330メートルに120の店舗がひしめき、平日は1日あたり約1万5千人、休日は約3万人が通行している。コロナ以前の日常を取り戻そうとするなか、赤羽駅の周辺は去年と比べ1割ほど人出が増加している。
人通りが多くなる正午から午後8時は歩行者天国に。商店街と警察は、看板や横断幕などで自転車から降りて通行するよう呼びかけていた。
しかし、たくさんの人通りがあるにも関わらず、歩行者をすり抜け、自転車を降りることなくこぎ続ける様子が見受けられる。商店街によると、自転車を降りて通行する人は2割ほどで、ほとんどの自転車が交通ルールを無視してそのまま商店街を通っている。
商店街の秋廣教雄理事長は、自転車から降りるよう口頭で呼びかけを行なっているが効果はないそう。また、注意すると嫌がられ、逆に怒られることもあるという。
また、この現状を少しでも変えようと商店街は近く警察、北区と合同で注意の呼びかけを行う予定としている。(『ABEMAヒルズ』より)