将棋の藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、王将、19)に永瀬拓矢王座(29)が挑戦するヒューリック杯棋聖戦五番勝負が6月3日、兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で第1局が行われている。戦型は「相掛かり」となった。正午の昼食休憩までに45手進み、形勢互角のまま午後の戦いへ向かう。
紀淡海峡を一望できる対局室で、注目の五番勝負が開幕した。タイトルホルダー同士の対決はもちろん、藤井棋聖がプロ入りして間もない頃からの研究パートナー同士としても知られ、この頂上決戦で両者がどのような秘策を用意しているか興味は尽きない。第1局の戦型は「相掛かり」となった。午前中に45手進み、形勢は互角。永瀬王座の手番で昼食休憩となった。ABEMAの中継に出演した斎藤明日斗五段(23)は「永瀬王座が今後の方針を決める大事な局面」と解説した。
藤井棋聖と永瀬王座について、斎藤五段とともに中継に出演している久保利明九段(46)は「日頃から勝率の高い指し回しをしている」と評する。「一直線に勝ちにいきたいという願望や気持ちをぐっとためて、じっくり少しづつポイントを重ねていく。将棋は勝ち急ぎたくなるが、そういうところを意識しながら戦っているのでは。それによって勝率も上がるしミスが少なくなる。すごく勉強になります」と両者の戦い方を解説していた。
持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太棋聖 淡路島牛丼と味噌汁
永瀬拓矢王座 海鮮淡路島ヌードル(ハーフサイズ)、淡路牛と淡路野菜のステーキ丼(ハーフサイズ)、アイスコーヒー
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太棋聖 2時間41分(消費1時間19分)
永瀬拓矢王座 2時間47分(消費1時間13分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)