5月28日に行われた交流戦、北海道日本ハムファイターズ対読売ジャイアンツの一戦で、豪快な2打席連続アーチを放った日本ハム・清宮幸太郎について、里崎智也氏が言及した。
この日、清宮はまず4回裏の第2打席で、カウント2-1からの4球目、巨人先発・シューメーカーが投じた真ん中高めのツーシームを豪快にフルスイング。打球は快音を残してそのままライトスタンドへと飛び込む先制弾となった。
その後、巨人に逆転され、日本ハム2-4で迎えた6回裏の第3打席、清宮は同じくシューメーカーが投じた初球、真ん中高めのストレートを鋭く振りぬくと、打球はそのまま高速でライトスタンド中段へと突き刺さる2打席連続アーチとなった。
豪快な弾道を描く“ホームランアーチスト”として大器の片鱗を垣間見せる清宮に、里崎氏は「当たればパンチ力ありますよね」とその長打力を称賛。一方で、確実性においては乏しい点を指摘し、「2割3分でもいいから、ホームラン30本目指せばいいんじゃないですかね。6番とか7番ぐらいにいたら相手は嫌じゃないですか」と大胆な提案をする。
さらに、里崎氏は「当たったらこの飛距離というのは魅力があるんで。こじんまり当てにいっても良さが出ないんで、“打率低くてもホームラン30発打ちますよ”みたいな。昔でいうと広島のランスみたいな感じで、目指すのもアリだと思う。その中で成長して確率が上がっていけばいいかな」と詳しく説明。かつて広島東洋カープで活躍し、最多三振&最低打率でありながらも、88安打中39本が本塁打という、極端に長打に偏った打撃で本塁打王に輝き、「ランスにゴン」という言葉まで生み出したランス(リック・ランセロッティ)になぞらえるかたちでコメントした。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)




