なぜそこにいる!?実況も混乱する極端な「大谷翔平シフト」 投手がはじいた打球を真後ろで待ち構えていた野手がキャッチ
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【MLB】フィリーズ9-7エンゼルス(6月5日・日本時間6日/フィラデルフィア)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した試合で、大谷がかかった守備網、いわゆる“シフト”が注目されている。

【動画】極端な「大谷翔平シフト」

 メジャーでは近年、強打者を打席に迎えた際にその打者の打球傾向によって極端に守備位置を変えるシフトが流行している。昨年から大谷も一、二塁間に内野手3人を配する“大谷シフト”を敷かれるようになり、この試合の第1打席も一、二塁間に飛んだ打球をサードが捕球し記録上はサードゴロとなっていた。

 大谷は7回の第4打席、フィリーズ3番手サンチェスの投じた2球目をセンター方向に打ち返した。サンチェスがこれを捕球しようとするが捕れず、打球はマウンド付近からセンター方向へ転がる。通常なら二塁ベース後方で内野手が捕り、大谷の足なら内野安打間違いなしという打球だったが、これをマウンドのすぐ後ろにいたショートがキャッチ。難なくアウトにした。

 ピッチャーが弾いた打球をすぐ後ろでショートがバックアップしアウトにしたプレーに、実況のDJケチャップ氏も「あそこに(野手が)いるんですか!?すごいシフトを敷いていました」と驚きを隠せない。コメント欄にも「何でおる」と困惑のコメントが上がった。

 前日には、ガラ空きの三遊間に飛んだボテボテのゴロが内野安打となるなど、大谷の打席ではシフトの成否も注目ポイントの1つ。メジャーでは来季から極端なシフトが禁止されるため、残りのシーズンでしっかりと楽しんでおきたいところだ。
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