12日は関東を中心に不安定な天気となり、局地的に激しい雷雨となった。埼玉では木が倒れ、納屋が押しつぶされるなどの被害も出ている。
午後1時過ぎ、東京・国立市では突然、前が見えなくなるほどの激しい雨が降り始めた。ゲリラ雷雨だ。急な雨に、傘を持たない人は大慌てで走っていく。
その1時間後には、千葉市内でも強い雨が。風も強く、傘をさしてもひっくり返ってしまう。
横浜市では、雨風に加えてひょうも。この影響から、桜木町駅から出るロープウェイの運転は一時見合わせとなった。
埼玉県入間市でも大粒の雨が降り、道路が冠水。近くの商業施設でも横殴りの雨が降って1階の床は水浸しとなり、服は大急ぎで屋根の下まで運ばれた。マンホールからは、勢いよく水が溢れ出す。
隣の所沢市ではゲリラ雷雨にひょうが降ったほか、家屋にも被害が出た。住民によると、大きな物置が風で一回転して倒れ、家の網戸を突き破ったという。
さらに、被害は他の家でも。道路にできた大きなアスファルトの割れ目。地面ごとめくれ上がって木が倒れ、それが農機具を入れている小屋を直撃し半壊してしまった。また、被害にあった男性は農業を営んでいるが、トウモロコシやジャガイモなどはひょうの被害で「ほとんど売り物にならない」そうだ。納屋の修理を含めた被害総額は100万円ほどだという。
13日の関東は晴れの予報だが、14日は低気圧や前線の影響で太平洋側を中⼼に荒れた天気となるところがあり、注意が必要だ。(『ABEMAヒルズ』より)