働き方の多様化とともに、副業が解禁された企業も少なくはない。ブログやフリマアプリなど、個人でもインターネットを使って副収入を得やすい環境になってきた。こうして得た収入は、いくら稼ぐと税金の申告が必要なのか。さまざまなケースを元に『ABEMAヒルズ』は「やさしいお金の専門家」の横川楓氏に話を聞いた。
Q.趣味の延長でアクセサリー販売したら利益が月2万円あった場合は?
売り上げからアクセサリーを作った材料費などの必要経費を引いた金額に対して、税金は変わってくる。売り上げから経費を引いた金額が20万円以上であれば、確定申告が必要になってくる。今回の場合は雑所得になるが、判断が分かれるところでもあるので、税理士に相談するといい。
Q.フリマアプリでたくさん売って、20万円以上売った場合は?
古着や生活のいらないものを売却した売り上げに対しては、税金がかからないとされている。ただ、貴金属など1点が30万円以上は確定申告が必要になってくる。また、売買を繰り返してせどりのようにしていると、事業としてみなされる場合もあるので税理士などに相談が必要だ。
Q.趣味のブログがヒットして、広告収入が月1万円入るようになった場合は?
年間12万円の収入であれば、ホームページ代などの経費を引くと12万円以下になり、20万円より少なくなるので、所得税は必要ない。ただし、住民税の確定申告が発生する場合もあるので要注意。
Q.暗号資産の売買で儲かった場合、申告は必要か?
20万円以上の利益で雑所得として申告が必要だ。
Q.つまり、まとめると利益が20万円以上かどうかということなのか?
20万円を超えると所得税など確定申告が必要になる。20万円以下でも住民税の確定申告が必要な場合もあるので注意が必要だ。会社員の方であれば、源泉徴収票が確定申告の時に必要になるので絶対に貰うこと。また、フリマアプリなども日用品の売買であれば非課税などを覚えておくといい。そして、具体的な話は税理士に相談すること。
(『ABEMAヒルズ』より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側