颯爽とマウンドの上がり投げやすいように土を足で掘り返す。野球の試合ではどの国、どの年代でも見られるシーンだが、世界各国から実力者が集まるMLBでは、思ってもみないようなことが起こる。両チームの先発が、マウンド上で9マスを○と×で取り合い、ラインを作る「○×ゲーム」を始めたことが、全米だけでなく日本のファンにも驚きと笑いをもたらした。
【動画】かつての同僚が試合中にマウンドで○×ゲーム(25分50秒ごろ~)
TwitterのMLB公式アカウントや、ABEMAのMLB情報番組「MLBスタジアム」でも取り上げられた、ユーモアたっぷりのシーンは、パドレス対ロッキーズの試合で生まれた。パドレス先発のマスグローブは、マウンドの傾斜の部分に右足の先を使って、漢字の「井」にも似た9マスを描き始めると、角のマスには「×」の印を描いた。
よく見れば、これは日本で○×ゲーム、世界ではtic-tac-toeと呼ばれるもので、○もしくは×を3つ並べた方が勝ちとなる。世界中で子どもが楽しむシンプルな遊びだが、まさかメジャーの晴れ舞台で見ることになるとは、誰も思わなかったことだろう。○×ゲームとしては“後攻”となったロッキーズの先発クールも、冷静に「○」の印を描いて応戦。その後も両者ともにマウンドに上がる度に○、×を描いていった。
マスグローブとクールは、パイレーツでチームメイトだったことがある旧知の中。ふとした思いつきに、すぐに対応できたのも、仲のよさがあってのことだろう。予想外のやりとりに日本のファンからは「違うゲームしてるw」「(○×ゲームが)アメリカでもあるんだねw」「NPBでやったら絶対怒られるw」と様々な感想が寄せられていた。
なお○×ゲームは引き分けに終わったが、肝心の試合では6回を無失点に抑えたマスグローブが今季負けなしの7勝目をマーク。クールは5回途中までに5失点しKOされて敗戦投手と、明暗くっきり分かれていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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