将棋もゴルフも寄せが大事!将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」でチームを結成した佐藤康光九段(52)、郷田真隆九段(51)、先崎学九段(51)の3人が予選対局を前に集結。チームの結束力を高めるための動画収録に参加し、パターゴルフに挑戦した。アラフィフコンビが互いにツッコミを入れながら一打一打に集中する姿に、ファンからは「おっさんズかわいい」「わちゃわちゃ感最高」とコメントが多数寄せられていた。
【動画】第5回ABEMAトーナメント ドラフト結果&リーグ組み合わせ
棋界きってのゴルフ愛好家でもあるリーダーの佐藤九段が「チームワークの向上や精神力、集中力を鍛えたい」と選んだのはパターゴルフだった。ゴルフ発祥の地とされるスコットランドのリンクスを彷彿とさせるコースに3人が集結。修行時代からともに研鑽を積んだ仲間とあり息はぴったり(?)。「将棋もゴルフも寄せが大事」と企画説明をする佐藤会長に対し「あ!会長うまいですね~」と先崎九段から漫才のような合いの手が入る中でゲームがスタートした。
平均年齢51歳の3人が力を合わせて13ホール、パー51の特設コースでエージシュートを目指す特別ルールに挑戦した。出だしの1番をパー発進。続く2番34ヤード、パー4では「30年ぶりのゴルフ」という郷田九段が傾斜とラフ際の境目を活かした絶妙なショットでイーグルチャンスにつけた。先崎九段の第2打はわずかに左に切れてカップをオーバーするも、難しい60センチの距離を佐藤九段が「これは精神修行だから入れないとダメだな」と持ち前の集中力を活かして初バーディーを飾った。
ホールが進むにつれて、リラックスした表情を見せるベテラン棋士3人。チーム戦でありながらもそれぞれ我が道を貫くプレースタイルも必見だ。ベストスコア80の実力を誇る佐藤九段がラフからピンそば30センチにきっちり寄せると「ホント俺プロじゃない?」とドヤ顔で自画自賛。さらには「名前の通り豪打(郷田)すれば(カップを狙いやすくなる)バンカーに入りますよ!」とオヤジギャグが飛び出すほどにノリノリに。これまで幾度の難所をくぐり抜けて数々のタイトルを獲得してきた郷田九段であっても、まさかのチョロで絶叫して悔しがる場面には、ファンも「郷田先生ダントツでかわいいな」「郷田先生の末っ子感が新鮮w」と新たな一面に魅了された様子だった。
華麗なカップインを決めて「ジャンボ尾崎さんの真似のガッツポーズ」「チームワーク完璧だね!」とどんどんテンションが上がる佐藤九段に対し、「緊張するよ~、まさかカメラの前でゴルフすることになるとは…」「全部ボギーでもOKか。ここはひとつやらかすのも手か…」と先崎九段のボヤキは最後までノンストップだった。結果は無事に目標達成。普段見ることのできない素の表情ではしゃぐベテラン棋士の様子に、「とっても楽しそうでヨキヨキ」「仲良しおじさん3人がぶつぶつ言いながらゴルフしてるの最高」「勝手知ったる仲なオジサマたちのわちゃわちゃ感いい~」と様々な声が上がっていた。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)