「本日の12時から受付を開始いたしまして、東武ホテルレバントのお部屋は7分で完売いたしました」(辻川靖営業部長)
JR錦糸町駅に近い東武ホテルレバント東京では、きのう都民割の受付を開始したところ、すぐに“完売”となった。
都心エリアを一望できる部屋での宿泊はもちろん、60種類ほどの料理を楽しめる夕食・朝食2回のブッフェ。さらには地上450mのスカイツリー展望台の入場券まで用意されている。通常、大人2人で2万5200円というプランだが、都民割で予約した場合は1人につき5000円引きの1万5200円とお得に宿泊することができる。
同じくきのう正午に都民割の予約を開始した浅草にある同じ系列のホテルでは、都民割で“一風変わった部屋”に宿泊することも可能だ。
布施アナ「うわ~スゴイ、ピンク!桜をモチーフにしたデザインで可愛らしいですね」
部屋中に散りばめられたのはハローキティ。唯一無二の世界観に包まれながら過ごすことができる。
横幅120cmのセミダブルのベッドが4台置かれた部屋では、大人4人で宿泊した場合通常4万2400円となるが、都民割で予約すると2万2400円と大幅にプライスダウン。そのため、きのうは予約で思わぬトラブルも起きた。
「浅草のキティルームですが、相当アクセスが集中しておりまして、うまく画面に表示されていない場合もあります。まだ若干残っておりますが、非常に好調に予約を頂いている状況です」(辻川靖営業部長)
2つのホテルで合わせて200人分用意されていた予約枠は、まさに”争奪戦”になった。
「普段はここまでご予約を頂くことは少ないので、本当に都民割の効果が大きいと感じております。(通常の)何倍、何十倍というスピード感ではないかと思いますね」(辻川靖営業部長)
これから予約を開始するホテルでも、期待感が高まっている。
布施アナ「うわ~、すごい!広くて高級感があって極上ですね!」
都庁の目の前にある京王プラザホテルの「スイートルーム」は、71平米の広々とした部屋だ。今年1月にリニューアルしたばかりの贅沢な朝食プランもセットになっている。大人2人で宿泊した場合、通常1人あたり3万5100円かかるが、都民割で予約した場合は3万100円に。あすの正午から、ホテルのホームページ限定で予約を開始する。
「今回の都民割が、お客様に『近場のホテルでゆっくりするのもいいものだな』と改めて感じていただけるきっかけになればと期待しております」(京王プラザホテル企画広報・杉浦陽子支配人)
いち早く名乗りをあげたホテルが都民割で盛り上がりを見せる一方で、こんな声も上がっている。
「まだ(都民割の)受付はできていない状況です。もう少し早く申請をすればよかったなというのが正直なところではございますね」(Mt. TAKAO BASE CAMP・藤波聖支配人)
都民割の申請が遅れたと嘆いているのは、高尾山のふもとにあるゲストハウスだ。都民割が再開される1日前の9日、訪れた客から再開を知らされ、急ピッチで調整を進めたという。しかし、3日前に事務局に申請を行ったため、現在は承認されるのを心待ちにしている状況だ。
急いで準備したのは、宮崎牛とオーストラリア産ビーフの2種類のステーキが楽しめる夕食。日替わりの朝食に、ゲストハウスでの宿泊がセットになった平日1泊6000円のプランだ。
藤波聖支配人「(都民割を適用すると)平日でお客様の負担が1000円。金・土・祝前日で1800円のご負担でございます」
かなりお得感のある宿泊プランになった。しかし、藤波聖支配人は「高尾山という場所自体アクセスがすごく良いので、宿泊をするというイメージがまだないお客さまが多い」と懸念している。
高尾山は、日帰りで観光する人が多いのが実情だ。
「サクッと登って、サクッと帰って、子どもが学校から家に帰るまでには家に帰ります」(世田谷区在住・登山客)
支配人は、そんな日帰り客に泊まってもらうきっかけになってくれるのではと、都民割に期待を寄せている。
藤波聖支配人「“TAKAO BASE”があることによって宿泊ができるという位置づけをできるような施設に、都民割を使って発信できればと思います」
(『ABEMAヒルズ』より)
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