キングダム 桓騎(かんき)場面カット1
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 アニメ「キングダム」は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信(しん)の成長と活躍を描く戦国大河ロマンです。アニメ放送は2012年よりスタートし、アニメ化10周年にあたる2022年4月から第4シリーズが開幕しました。2022年7月現在、加冠の儀編が描かれています。

【動画】「キングダム」第4シリーズ 

 原作は原泰久氏が「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて2006年1月より連載を開始した同名漫画です。コミックスは64巻まで刊行され、累計発行部数は8700万を突破しています。

 今回はアニメ「キングダム」の人気キャラクター桓騎(かんき)について、プロフィールや弱点、そして雷土、砂鬼らとの関係なども解説していきます。

目次

  • 桓騎が登場するアニメ「キングダム」とは
  • アニメ「キングダム」桓騎の基本情報!声優などのプロフィールを紹介
  • アニメ「キングダム」桓騎のユニークな部下たちとは
  • アニメ「キングダム」桓騎は残虐?他人には真似できない戦い方とは
  • アニメ「キングダム」桓騎に弱点あり?作戦の穴を見切った敵とは
  • アニメ「キングダム」桓騎のまとめ

桓騎が登場するアニメ「キングダム」とは

 古代中国の秦国に生きる主人公の少年・信(しん)は、その親友・漂(ひょう)と2人で、下僕の身分から大将軍に成り上がることを夢見ていました。その後、漂は文官・昌文君(しょうぶんくん)の目に止まり、都へと召し上げられますが、王宮で王弟によるクーデターが勃発し、それに巻き込まれて瀕死の重傷を負いました。漂から託された地図をたどり、信は漂と瓜二つの少年王、後に中国史上初めて天下統一を果たす始皇帝・エイ政(えいせい)と出会います。後の秦の始皇帝となるエイ政を窮地から救ったことで力を認められた信は、奴隷の身分から脱し、大将軍になる夢をかなえるべく戦場に身を投じます。

 信は馬陽の戦いで百人将として参加し、奮闘して武功をあげます。次なる魏への侵攻戦では、総大将・蒙ゴウ(もうごう)により千人将に抜擢されました。今回の記事でピックアップする桓騎は、この蒙ゴウの副将として登場し、王騎将軍の血筋である王セン(おうせん)とともに活躍を見せます。

キングダム 第1シリーズ 配信中
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アニメ「キングダム」桓騎の基本情報!声優などのプロフィールを紹介

 桓騎は、アニメ「キングダム」第2シリーズ18話から登場した将軍です。秦国の大将軍・蒙ゴウの副将で、「首切り桓騎」の異名の由来や、盗賊団の首領だった過去が明かされています。

 物語の序盤では、秦国内でも知る人ぞ知る存在でしたが、魏侵攻で敵将を討ち取り大活躍を見せます。アニメ第3シリーズ11話では、蒙ゴウが「桓騎の才はひょっとしたら六将に引けを取らぬかもしれぬ」と称したほど、たぐいまれな軍才を持つ人物です。

桓騎の初登場エピソード 第2シリーズ - 18話
桓騎の初登場エピソード 第2シリーズ - 18話

桓騎の基本情報【プロフィール】

キングダム 桓騎(かんき)場面カット2

 桓騎は卓越した読みと奇策で相手を翻弄する、頭脳派の将軍です。桓騎自身「相手が嫌がることをやるだけだ」と第2シリーズ21話でこともなげに語っていますが、出陣した戦いでは、魏軍の参謀と総大将を破り、韓軍総大将を討ち取る策を練るなど、いずれも大きな功績を残しています。

 桓騎のモデルと考えられるのは、秦に実在した同名の将軍・桓騎です。史記・秦始皇本紀に記載のある将軍・桓騎は、紀元前237年に将軍となり、王セン・楊端和(ようたんわ)らと趙(ちょう)のギョウ(ぎょう)を攻め、その周辺9城を落としました。そして紀元前234年に趙の平陽を攻め、敵将・扈輒(こちょう)を討ち取った記録が残っています。

 作品の公式情報では、桓騎の生年月日や身長などは公開されていません。秦国の将軍が一堂に介した場面では、王センや張唐(ちょうとう)と同等の体格をしていたことや、部下の摩論(まろん)と並んだときはひと周り大きく描かれていることなどから、身長はかなり大きいと考えられます。

 性格は残忍で知られていますが、部下たちからは「お頭」と親しまれています。相手を“だます”術に長ける桓騎は、普段はニヒルな笑みを浮かべ、怒りや悲しみといった感情をストレートに出すことはありません。

 第2シリーズ34話で「何も知らんのだな元野盗は」と皮肉を言った張唐に「あァ?」と凄みながら笑みを深めたり、第2シリーズ32話で敵将・白亀西を手にかけた際も「両軍合わせりゃ万の人間が死んでるぜ」「少しは痛みを分かち合わねエとな 俺の手下もあっちで待ってるぜ」と笑みを浮かべたまま語ったりしていました。

少しは痛みを分かち合わねエとな 第2シリーズ - 34話
少しは痛みを分かち合わねエとな 第2シリーズ - 34話

 桓騎は、自身を引き立てた恩人である蒙ゴウや、その実力を認める王センといったわずかな例外をのぞいては、つねに人を食ったような態度で接しています。秦国王・エイ政に対しても「温室育ちの木偶のくせに」と内心では軽んじていました。しかし、ソリの合わない将軍・張唐の最期には、「調子の狂うじじィだったぜ、全く」と悪態を吐きながらも、落馬を防ぐ優しい一面も持ち合わせています。

桓騎の基本情報【声優】

 桓騎の声を演じているのは、伊藤健太郎(いとう けんたろう)さんです。声優としてだけでなく、劇団K-Showを主宰し、舞台俳優としても活躍しています。自転車、パーカッションといった多彩な趣味の持ち主です。

 桓騎以外で声を担当するキャラクターには、アニメ「BLEACH」阿散井恋次役、アニメ「ゴールデンカムイ」の白石由竹役などがあります。

伊藤健太郎さんが白石由竹役で出演「ゴールデンカムイ」
伊藤健太郎さんが白石由竹役で出演「ゴールデンカムイ」

アニメ「キングダム」桓騎のユニークな部下たちとは

 秦国に限らず、この当時の一般的な兵士の出自は武家や百姓です。しかし、桓騎の部下たちは、桓騎が盗賊だったころに吸収・征服した盗賊団の頭領たちと、ほかの軍団とは変わった出自の構成員となっています。桓騎自身も豹柄の着物と首周りに黒や緑の毛皮と、ほかの将軍たちとは一線を画した外見ですが、部下たちもまた、個性の際立つ野生みにあふれた外見のメンバーが揃っています。

 まず、桓騎軍の副官・雷土(らいど)は、わずかに短髪を残したスキンヘッドの巨漢です。左目周りにスミを入れ、首周りにはベージュの毛皮をまとっています。魏国軍の本陣を落としたときの活躍が、桓騎軍の兵士より報告されていました。

 同じく副官の黒桜(こくおう)は弓使い。首周りの毛皮、マントなど紫がイメージカラーの女傑です。アニメ第3シリーズ11話では「全部上手くいく」という桓騎の発言に頬を赤らめ、桓騎を慕う描写があります。

桓騎の発言に頬を赤らめる黒桜 第3シリーズ - 11話
桓騎の発言に頬を赤らめる黒桜 第3シリーズ - 11話

 千人将・オギコは、馬鹿っぽい言動が多く、弓が下手な人物。3つに編まれた髪型と上半身の刺青がトレードマークです。兵士としてはまるで見どころのない人物ですが、桓騎が「面白れぇから」そばに置いています。ちなみにオギコの声は、秦国王・エイ政役の福山潤(ふくやま じゅん)さんが兼任しています。

 桓騎軍の参謀役を務める摩論は、先が丸まったもみあげや口ひげ、左頬の刺青、首周りにまとった赤茶色の毛皮が特徴です。桓騎軍のなかでは比較的、常識的なほうで、どう見ても向いていないオギコを、千人将に抜擢した理由を桓騎に尋ねていました。

 その他、厘玉(りんぎょく)や砂鬼(さき)、那貴(なき)、ゼノウといった、アニメにはまだ登場していない部下も存在します。

アニメ「キングダム」桓騎は残虐?他人には真似できない戦い方とは

 桓騎は計算高く、ポーカーフェイスも得意なキャラクターです。奇策を弄する桓騎は、その攻撃パターンも変装や潜伏と非常に多彩です。魏への侵攻戦では、魏国の伝令兵に化けて廉頗四天王の一人・玄峰(げんぽう)を討ち、続く函谷関の戦いでは、敵の武器・井闌車(せいらんしゃ)を利用して韓軍総大将・成恢(せいかい)を討ち取る活躍を見せています。そんな桓騎に「首切り桓騎」の異名がついたのは、ある邑を攻め落としたときに、自ら村人全員の首を切り落としたことが由来です。

 桓騎の戦い方はただ残忍なだけでなく、合理的でもあります。魏国侵攻で兵の死体で作った“贈り物”を敵将・介子坊(かいしぼう)に送る場面や、総大将・白亀西を惨殺する場面では、敵兵を精神的に攻撃することで士気を下げ、その後の戦いを最小限に留めました。他の将軍が選ばない非道な手段を、目的のためなら容赦なく実行する将軍と言えます。

桓騎の合理的な戦い方 第2シリーズ - 22話
桓騎の合理的な戦い方 第2シリーズ - 22話

アニメ「キングダム」桓騎に弱点あり?作戦の穴を見切った敵とは

 桓騎は、敵の意表をつく作戦を得意としています。函谷関の戦いで韓軍総大将を討ち取る過程を描いたアニメ第3シリーズ11話では、敵軍になりすまして戦場を突破する厳しい状況に、部下・雷土がひるんだときには「心配すんな雷土。全部上手くいく」と自信満々に鼓舞し、将軍としての求心力を見せました。

 敵を嫌がらせる策に自信を持つ桓騎ですが、軍略家としての教育を受けていないことが原因で、敵に読まれることもあります。第2シリーズ21話の魏国侵攻では、敵の参謀・玄峰(げんぽう)に作戦の穴を見つけられ、軍本陣の場所を見破られました。

桓騎の弱点とは? 第2シリーズ - 21話
桓騎の弱点とは? 第2シリーズ - 21話

 そのほか、現時点で考えられる桓騎の弱点は、主人公・信と同様に家柄の後ろ盾がないことです。第2シリーズ21話でも味方の武将から「盗賊の出という過去が活きますな」と嘲笑されたり、函谷関守備の相棒・張唐とも反目し合っていたりしました。ふだんの残忍な戦い方もあり、秦国内外を問わず人望が薄いことが、今後の弱みとして描かれる可能性はあります。

アニメ「キングダム」桓騎のまとめ

 桓騎は、独自の戦法で敵を翻弄し、その残酷な戦い方から「首切り桓騎」と恐れられる秦国の将軍です。ユニークな部下たちから「お頭」と呼ばれ、慕われるカリスマ的な存在でもあります。

 史記・秦始皇本紀に同名の将軍が登場し、活躍が記されていることから、今後も史実同様に軍功をあげることが予想されています。いま一度、桓騎が活躍する「キングダム」第2・第3シリーズを動画配信サービスで振り返りつつ、今後の活躍を期待してみてはいかがでしょうか。

「キングダム」 第2シリーズ配信中
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※エイ政のエイは環境依存文字
※蒙ゴウのゴウは環境依存文字
※王センのセンは環境依存文字
※ギョウは環境依存文字

(C)原泰久/集英社・キングダム製作委員会

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