里見香奈女流四冠のプロ編入試験受験は「棋士の間でも話題に」 ファンは「大きな躍進」「見守りたい」とエール
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  将棋の里見香奈女流四冠(30)が6月28日、プロ編入試験を受験することを日本将棋連盟を通じて発表した。棋士編入試験の「公式戦で10勝以上かつ勝率6割5分以上」の受験資格を女性で初めて満たし、チャレンジを決断。この知らせを聞いた棋士会副会長の遠山雄亮六段(42)は、「これはビックニュース。棋士の間でも話題になっていました」と感慨深げに話した。

【動画】里見女流四冠の決断に感慨深げな遠山六段

 大きな決断を下した里見女流四冠へ、将棋界の発展、将棋文化の普及発展などを目的に活動する「棋士会」副会長の遠山雄亮六段がエールを送った。今後、里見女流四冠は約2カ月後から月に1回、若手棋士と計5局を指し、3勝すれば晴れて編入試験合格となる。里見女流四冠は直近の公式戦で、前期叡王戦挑戦者の出口若武六段(27)、順位戦B級1組の澤田真吾七段(30)など、活躍目覚ましいトップ棋士たちをも退ける充実ぶり。遠山六段は「実力的には(合格の)可能性はかなりあると思います。ただ、五番勝負は大変。出てくる棋士もみんな必死に来ると思うので、甘い五番勝負にはならないと思う。良い形で臨めるように祈っています」と話した。

 受験決断にはファンの後押しもあったのでは、と推察した。「受けるか受けないかというのは棋士の間でも相当な話題になっていた。個人的には、ファンの方の『棋士になってほしい』『頑張ってほしい』という後押しが大きかったのでは。その期待でやってみようと思ったのではないかなと思います」とコメント。「相当注目される対局になるので、里見さんにかかるプレッシャーや期待はすごいものだと思う。普段通りまではいかないかもしれないが、自分の力を出してやってほしい」と続けた。

 里見女流四冠は連盟を通じて、「日頃よりご尽力頂いております関係者の皆様、ファンの皆様には心より感謝申し上げます。この度、棋士編入試験受験申込書を提出致しました。全力を尽くしますので、静かに見守って頂けると幸いです。よろしくお願い申し上げます」とコメント。ファンからは「めっちゃ応援してます!」「将棋界にとって大きな躍進」「試験は強豪しかいないですね…」「見守りたいです」「楽しみすぎる!」「待望の女性棋士の誕生を願っています」と応援の声が多数寄せられていた。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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