里見香奈女流四冠のプロ編入試験受験は「棋士の間でも話題に」 ファンは「大きな躍進」「見守りたい」とエール 将棋 2022/06/28 17:08 拡大する 将棋の里見香奈女流四冠(30)が6月28日、プロ編入試験を受験することを日本将棋連盟を通じて発表した。棋士編入試験の「公式戦で10勝以上かつ勝率6割5分以上」の受験資格を女性で初めて満たし、チャレンジを決断。この知らせを聞いた棋士会副会長の遠山雄亮六段(42)は、「これはビックニュース。棋士の間でも話題になっていました」と感慨深げに話した。【動画】里見女流四冠の決断に感慨深げな遠山六段 大きな決断を下した里見女流四冠へ、将棋界の発展、将棋文化の普及発展などを目的に活動する「棋士会」副会長の遠山雄亮六段がエールを送った。今後、里見女流四冠は約2カ月後から月に1回、若手棋士と計5局を指し、3勝すれば晴れて編入試験合格となる。里見女流四冠は直近の公式戦で、前期叡王戦挑戦者の出口若武六段(27)、順位戦B級1組の澤田真吾七段(30)など、活躍目覚ましいトップ棋士たちをも退ける充実ぶり。遠山六段は「実力的には(合格の)可能性はかなりあると思います。ただ、五番勝負は大変。出てくる棋士もみんな必死に来ると思うので、甘い五番勝負にはならないと思う。良い形で臨めるように祈っています」と話した。 続きを読む 関連記事