「営業職に転職したい」現役教師の悩みにひろゆき氏がアドバイス「やる気を見せればいいだけ」
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 転職サービス「DODA」によると、4月入社の新社会人の登録者数がこの11年間でおよそ28倍に増加したという。入社した途端、転職を視野に入れている“転職ネイティブ世代”。とはいえ、早期離職のリスク、経験値が浅いなど、不安や悩みを抱えている人も多い。

【映像】「教師から転職したい…」みーみさん25歳の経歴(画像あり)※7:34ごろ〜

 ニュース番組「ABEMA Prime」では、ネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏が転職ネイティブ世代の悩みに答えていった。

「めちゃくちゃやる気はあるけれど、どうやって自分を売り込めばいいっていうか……。小学校の先生って本当に特殊な仕事だっていうのはずっと思っていて。数字を追い求めるわけでもないので、自分だけの強みは何か、どんな成果を残したのって聞かれたときに、紐づく数値的データがない」(みーみさん/仮名・25歳)

 こう話すのは、社会人4年目、小学校の教員として働きながら、未経験の営業職に挑戦するべく転職活動中だ。経験も浅く、明確な実績がない場合はどのように自己アピールすればいいのか。ひろゆき氏は「やる気を見せればいいだけだと思う」と答える。

「たとえば、営業系をやりたいなら、面接で『やる気あります』と言って、今から同じビルに入っている全部の会社に入っていって、名刺もらってくると『こいつやる気あるな』と伝わる。口先じゃなくてちゃんと態度とか、自分の行動で示せばいい」

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 クラウドワークス取締役の成田修造氏も「極端な例で言えばそうだ」とひろゆき氏に同意。その上で「ただ、僕は学校の先生はすごくいいと思う。なぜかというと、そもそも毎日40人のめちゃくちゃ言うこと聞かない人たちに対してプレゼンテーションしているから。そんな機会は世の中にない。仕事では、大人相手に1対1で営業すればいいのだから、より簡単な仕事だと思ってやってもいいんじゃないかな。自分の営業だと思って、10社とか20社とかいけば、必ずいいと言ってくれる会社があるような気がする」と話した。

 みーみさんは現在、3社に対して転職活動しているという。ひろゆき氏は「面接慣れが必要だ。たとえば40人の面接官の人に『あなたが小学3年生のクラスでみんなが騒いでいるところで10秒以内に静かにさせなければいけません。何しますか?』と言うと、相手の人はどうするんだろうって考える。こういうことやって成功したと言うと、すごいねみたいになる。そういうつかみのトークは面接を何回かやると相手に受ける、受けないが分かる」とアドバイスした。

 タレントのつるの剛士も「教師の皆さんはクリエイティビティを持っていらっしゃると思う」と言及。

「誇りを持ってお仕事をされていると思うので、"人の前に立つ"は立派なスキルだと思う。それをキャリアとしてプレゼンできることは、すごく大切。数値じゃなくて経験値。例えば『こんな子どもがいたんだけど、私がこう指導したら、こう変わった』みたいなトラブルのエピソードを面白おかしく話してみるといいと思う」

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 つるのの意見にみーみさんは「確かにトラブルはある。そういったドラマは本当に絶えない」と答えた。そもそも、学校の先生のままではいけないのだろうか。

 みーみさんは「私自身、成長したいという思いが強い。これから人生100年時代と言われる中、他にもスキルが必要だと思っている。教員に留まらず、違うことにチャレンジをして、スキルを増やしていきたい」と話す。

 みーみさんの答えに、ひろゆき氏は「その志望動機なら僕は面接で落とす。"成長したい"とは自分でやることだ。“御社で成長したい”とか言う前に『いやいやお前成長してから来いよ』という話だ」とコメント。

「本当に成長したいなら、先生をやりながら英検1級やTOEICを取ったりすれば? 口で言ってるだけで『やる気がない人だな』って僕は思っちゃう。なので、『成長したいので、英検を取りました』『不動産鑑定士を取りました』とか、具体的に教師と関係ない資格を取っていたら『この人は努力家なんだ』とちゃんと伝わる。口先だけじゃなくて形になるものを作った方がいいと思う」

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 また、営業職で入社した企業を3カ月で辞め、今年から別会社の事務職で働き始めたさん(仮名・24歳)は「自分がやりたいと思える職業に出会えてないっていうのが、一番の悩みだ」と話す。不満はないが「何をしたいのか分からない」という、やりがい探しの転職希望者だ。

「もちろん入る前にいろいろ考えて入ったが、自分がどれだけストレスに感じるかどうかは、入ってみないと分からなかった。今は心の安定を求めて、あまりストレスがない事務職をしているが、それをやっていく中でもう少しやりがいがほしいと思うものの、求人を見ただけではそこが分からない」

 凛さんの悩みに、成田氏は「やりがいって感謝されるとか、自分ができることとか、結果が積み重なってくることで、感じることが結構ある。できること、やりたいこと、やるべきこと、この3つのサークルの中央にあるのが"やりがい"だ。まずはできることから始めてみて、感謝を積み重ねていって、それが喜びになって、社会とやるべきことを繋げていく。そして、最後にやりたいことが見つかる。そんな順序な気がする」と答えた。

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 ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーが行った「企業のパーパス(※存在目的や社会意義など、社員が何のために働いているのかを示したもの)」の調査によると、就職・転職する上でパーパスを「かなり重視する」「そこそこ重視する」と答えた人は、あわせて85%だった。また、これから給与よりもパーパスを優先して転職することがあると思うかどうかという質問に対しては「そう思う」「少しそう思う」と答えた人は63%に上った。

 このデータに、ひろゆき氏は「会社の言う、きれいごとみたいなやつはほぼ嘘だと思ったほうがいい」と忠告。

「会社は利益を上げて、社員の給料も払って、取引先も幸せにして、その後にお金が余ったら職場環境にお金を使うかもしれないけれど、売り上げが下がったら『そんな場合じゃない』となる。普通の会社はそうだ。表向けにきれいごとを書いている会社は、基本的に儲かっているときはそういうことをするかもというだけで、それを信じていくと『騙された』となる」

 ひろゆき氏によると「会社という器より、人を信じたほうがいい」という。

「会社は言っていることが変わるが、人間はそんなに言っていることが変わらない。"この社長が好きだ"とか"この人と働きたい"と思えた方がやりがいを感じやすいと思う」

 こうしたアドバイスに、凛さんは「私は後先を考えてしまって踏み留まっていた。まず挑戦してみたら何かまた違う答えが出てくるかもしれないと思った」と述べた。

 悩み多き若者たちの転職。それぞれが納得いく結果を得られることを祈りたい。(「ABEMA Prime」より)
 

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