KDDIの大規模通信障害を受け、2016年の熊本地震発災時に無償提供された公衆無線LANサービス「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)を開放すべきだったのではないか、との意見もある。
情報通信分野の政策や技術に詳しい「企(くわだて)」のクロサカタツヤ代表は「沖縄県や鹿児島県の奄美地方には台風が接近していたわけで、個人的には良いアイデアだと思う。ただし本来の目的は災害用なので、全国で開放してしまった結果、被災地で使えなくなったら意味がない。また、今回はKDDI以外の回線は生きていたということもあるし、費用負担をどうするか、といった議論も必要だ。ただし、“いざというときにはこういうWi-Fiが使えるんだよ”、“00000JAPANというのがあるんだよ”、ということを皆が思い出せる状態を作っておくことは大切だ。これは政府の中でも検討してもらいたい」と話す。
紗倉まなは「コロナ禍でインバウンドが落ちたからなのか、フリーのWi-Fiスポットが減っている印象がある」とコメント、ジャーナリストの佐々木俊尚氏は「地下鉄やコンビニでサービスが終了している。コロナも終わりに近づいてきていると思うので、再び外国人観光客の流入に備えて、もういちど公衆無線LANの普及について議論した方がいいと思う」と話していた。(『ABEMA Prime』より)
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