「ナカムラ」さんに「タイチ」さん、ベテラン棋士が悩んだ将棋会館のロッカー事情「藤井竜王も」「サトウさんはもっと大変」
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  対局前にひと悩み?将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)と中川大輔八段(53)が棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントで対局を行っている。ABEMAの中継には中村修九段(59)が出演。本局の対局が行われている東京・将棋会館で、棋士が電子機器などを保管するロッカー事情を語った。

【動画】困り顔の中村修九段「どうしてるんでしょうね?」

 東京・将棋会館の対局室入り口付近には、電子機器などを各自で保管するためのロッカーが設置されているが、対局に集中するあまりにどこに預け入れたかを忘れないようにするために、マグネットシートに名前を書いて貼ることができるようになっている。しかし将棋界には「ナカムラ」さん、「フジイさん」に「ワタナベ」さんなど、同姓が複数在籍。中村九段が困ったのは昨年度の順位戦B級2組対局日だった。中村九段のほか、同姓の中村太地七段(34)、その中村七段と同名の高見泰地七段(28)も同日で対局を行うため、「何と書けば…」と頭を悩ませたという。

 先に「中村」と書けば、中村太地七段が困る。中村七段と同姓の高見泰地七段にも影響が出るのでは…と悶々。どうしたものか…とロッカー前にたどり着くと、すでに中村太地七段が預入を終えており、そこには「タイチ」の表記が。「そうすれば高見さんも困らないし、私も『中村』でいけるんですよね。ただそれだけなんですけど、へー。って(笑)」と小話を披露した。

 すると、聞き手を務めた野原未蘭女流初段(18)からは「サトウさんはもっと大変ですよね!」と鋭い指摘が入った。佐藤姓は日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(52)を筆頭に佐藤天彦九段(34)、佐藤秀司八段(55)、佐藤紳哉七段(44)、佐藤和俊七段(44)、佐藤慎一五段(39)が在籍する一大勢力。これには中村九段も「どうしてるんでしょうね?会長、とは書かないでしょうしね」と困り顔。「おもしろいね。本人に聞いてみよう」と続けた。これには視聴者からからも「ロッカー見てみたい!」「聡太先生と猛先生も!」「そうか、同名もあるしね」「対局前にこんなこと考えてるんだw」「棋士番号は?」と様々なコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント 藤井聡太竜王対中川大輔八段
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【動画】困り顔の中村修九段「どうしてるんでしょうね?」
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