男子ゴルフの今季メジャー最終戦、第150回全英オープンが7月14日にセントアンドリュース(スコットランド)で開幕する。松山英樹は開幕前日の13日には、インコース9ホールを回って最終調整。トラブルを想定した壁打ち練習を披露し、解説者を驚かせた。
14日の開幕を前に、最後の練習ラウンドは同じ東北福祉大出身の後輩でもある金谷拓実と比嘉一貴、日大出身の桂川有人とインコース9ホールをラウンドした。松山は、セントアンドリュース・オールドコースの名物ホール17番(495ヤード、パー4)を入念にチェック。グリーン右奥の壁際にボールを落とすと、壁に当ててグリーンに戻すという、全英オープンに備えた特別な練習を繰り返した。
現地からラウンド解説を務めた今田竜二プロはこの壁打ちショットの様子を「マンガで見たことある感じですよね」と声を上げて紹介。実況の若月弘一郎アナウンサーは「縁に付いた時はスタンス、バックスイング取れないですから、こう打つしかなくなるわけですね」と続けた。壁から跳ね返ったボールはポットバンカーへ転がり込んだが、本番でのトラブルに備えた貴重な練習風景を披露していた。
第1ラウンドは、ウィル・ザラトリス、トニー・フィナウ(ともに米国)と日本時間14日午後6時20分からスタートする。