将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Eリーグ第2試合が7月16日に放送される。第1試合から優勝候補のチーム藤井が敗れるという荒れた展開になっているが、第2試合は予選を勝ち抜いた3人が集ったチームエントリーが出場。「下克上」を掲げる3人が、強豪相手にどう戦うか。
【動画】第5回ABEMAトーナメント予選Eリーグ第二試合 チーム渡辺VSチームエントリー
チーム渡辺は、渡辺明名人(棋王、38)をリーダーに近藤誠也七段(25)、渡辺和史五段(27)の3人組。初戦は藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)率いるチーム藤井との競り合いを制して勝利を飾った。チームワークも抜群でリーダー渡辺名人自ら盛り上げるスタイルで、戦うごとにテンションも上がっている。
チームエントリーは折田翔吾四段(32)、黒田尭之五段(25)、冨田誠也四段(26)の3人。それぞれ予選のトーナメントを勝ち抜き、自力で本大会出場の権利を勝ち取った。まだトップ棋士との対戦も少なく、目立つ舞台での対局もほとんどない。まさに晴れ舞台でどこまでのびのび戦えるか。
ABEMA将棋チャンネルでのTwitterアカウントで勝敗予想アンケートを実施。1360人が回答し、チーム渡辺の勝利が77.7%と大きくリードした。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)