男子ゴルフの今季メジャー最終戦、第150回全英オープンは7月17日、スコットランド・セントアンドリュース(7313ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、80位から出た松山英樹は67で回り、通算2アンダーの68位だった。メジャー初挑戦の桂川有人は、69で回って通算5アンダーの47位。4打差の3位から出たキャメロン・スミス(オーストラリア)が64で回り、逆転で初優勝を飾った。
松山は、前日の憂さを晴らすかのように7バーディー、2ボギーの67で回り4日間を通算2アンダーの68位で終えた。1番(パー4)では、2打目がグリーン手前のクリークにつかまるが、ドロップした後、残り18ヤードのアプローチを直接入れてチップインパー。「波に乗れたかな」とスタートした。前日に4パットを叩いた6番(パー4)も、2打目を1.5メートルにつけてバーディー。しっかり取り返してみせた。
後半では2つのボギーがあったものの、自身でも及第点。「ショットも試しながらやっているが、まだはまらない感じがある中で良い感じで打てていたと思う。今日は風がなかったので何とも言えないが、その中でもいいプレーができた。このスコアで上がれたのは良かった」とうなずいた。
メジャー初挑戦だった桂川は、5バーディー、1ダブルボギーの69で回って、5アンダーの47位と大健闘。「4日間プレーできて嬉しく思う。ショットは戦えていると自身になった。ショートゲームが課題と明確に出た。また戻ってきたいという気持ちが強くなった」と笑顔で4日間を振り返った。
(写真:ロイター/アフロ)