将棋の藤井聡太竜王（王位、叡王、王将、棋聖）が7月19日、20歳の誕生日を迎えた。2016年10月に史上最年少14歳2カ月で四段昇段、プロ入りをして以来、数々の最年少記録を打ち立て、現在では五冠を保持し将棋界の頂点に立つ藤井竜王に対して、誕生日を迎えた直後から祝福の声が殺到。Twitterでは「藤井聡太生誕祭」「藤井聡太誕生祭」というハッシュタグが、アイドルばりに大盛り上がりになっている。
あどけなさが残る14歳でデビューした「藤井くん」も、今では「藤井さん」だ。将棋界では、棋士に対して「先生」という呼び方をするが、これもすっかり馴染んできた。約6年前と比べれば身長も伸び、体つきもがっしり。タイトル戦で着る和服も自ら着付けを行い板についた。毎局のように終局後はインタビューを求められるがコメントも安定し、記者会見などでは度々、関係者や報道陣を驚かせる熟語を使うことでも知られている。
藤井竜王の影響で、飛躍的に注目度が増した将棋界では、将棋は指さずに見て楽しむ「観る将」が増加。この数年でTwitterやYouTubeなどネットによる棋士の発信も増え、藤井竜王も参加している「ABEMAトーナメント」で、チーム藤井のリーダーとして時折投稿を行っている。
20歳を迎えた藤井竜王には「おめでとうございます！」「同じ時代に生きることができ、私は幸運」「幸せな瞬間が沢山訪れますように」「まだ20歳！？」と、多くのコメントが寄せられていた。なお明日20日には、20代初の対局として、お～いお茶杯王位戦七番勝負の第3局で、豊島将之九段（32）と対戦する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
