■経験と実績を積み上げてようやく掴んだA代表
フレッシュなメンバー構成になったEAFF E-1サッカー選手権のメンバーで、32歳にして代表初招集となった選手がいる。横浜F・マリノスの水沼宏太だ。
現在、J1リーグの首位を走るチームで右サイドの主翼を担う水沼は4得点6アシストを記録。高精度の右足クロスは欧州組を中心とした、A代表のフルメンバーにも見当たらない武器だ。そして正確なキックはCKや間接的なFKでも威力を発揮する。狙った場所に寸分違わず送り届けるボールは、高さ自慢のターゲットマンはもちろん、スピードを生かしてゴール前のスペースに飛び込むタイプの選手にも得点チャンスを供給する。