難解な中盤戦、豊島将之九段が51手目を封じる 藤井聡太王位は持ち時間を慎重に消費/将棋・王位戦七番勝負第3局
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 将棋藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)に豊島将之九段(32)にが挑戦する、お〜いお茶杯王位戦七番勝負は7月20日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で第3局が行われ、午後6時に豊島九段が51手目を封じて指し掛けとなった。あす21日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。

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 3連覇を目指す藤井王位と、4期ぶりの王位奪還を目指す豊島九段が激突するシリーズ。ともに1勝1敗で迎えた第3局は、豊島九段の先手番で第1、2局と同じ「角換わり」の戦型となった。ABEMAに出演した井出隼平五段(31)が「旧・角換わり」と解説したややクラシカルな進行をたどり、封じ手の時点では形勢はほぼ互角。同じく大盤解説を務めた千葉幸生七段(43)は、「複雑で激しい中盤戦。たくさん当たっている駒をどう処理するか、手が広い局面」と話した。

 午後6時に封じ手の時刻を迎えたが、手番の豊島九段はすぐには封じる意思を示さす、午後のおやつに注文したパインジュースを含んでそのまま考慮を続けた。豊島九段が記録係に封じ手用紙を求めたのは約6分後だった。両者ともに慎重に持ち時間を使っており、藤井王位が約1時間ほど多く時間を消費している。2日目の対局は、あす21日午前9時頃から再開される。持ち時間は各8時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。

【封じ手時点での残り持ち時間】

▲豊島将之九段 5時間47分(消費2時間13分)
△藤井聡太王位 3時間36分(消費4時間24分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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