将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)に豊島将之九段(32)にが挑戦する、お〜いお茶杯王位戦七番勝負は7月21日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で第3局2日目の対局を再開した。
3連覇を目指す藤井王位と、4期ぶりの王位奪還を目指す豊島九段が激突するシリーズ。対局2日目の朝は、8時47分に初日同様、藤井王位が先に入室。豊島九段は同49分に対局場に姿を見せた。
互いに1勝1敗で迎えた第3局は、豊島九段の先手番で「角換わり」の出だしとなった。これまでの2局と異なり、本局はじっくりとした進行に。1日目は複雑で激しい中盤戦で指し掛けとなった。豊島九段が51手目に封じた手は、ABEMA中継に出演した上村亘五段(35)が「変化球」と表現した飛車寄りの一手だった。この手に投じた時間は1時間3分。本局の豊島九段にとっては最長の考慮時間だった。攻勢に立つ藤井王位がこのまま押し切るか、豊島九段が受けきって反撃を仕掛けるのか。2日目の戦いから目が離せない。
持ち時間は各8時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)