■ミヒャエル・スキッベ監督の下で才能が開花。28歳で代表初招集
 28歳でA代表に初招集された野津田岳人は今年、アカデミーから育ったサンフレッチェ広島で、ボランチとして本格ブレイクした。そのきっかけを作ったのはミヒャエル・スキッベ監督だろう。ボランチの主力として継続的に起用して、一時期は3-5-3のアンカーに抜擢した。鹿島戦で突然、それを伝えられた時の驚きを野津田は振り返る。
「試合前のミーティングで急に言われたので。自信もないし、探り探りでした(笑)。インサイドハーフをやる機会はたくさんありましたが、アンカーはなかった。今後もないだろうなと思っていたのでびっくりしましたし、自分に務まるのかなと思いました。しかも相手が鹿島。試合前も試合中もビクビクしてプレーしていました」