将棋の藤井聡太竜王（王位、叡王、王将、棋聖、20）への挑戦者を決める竜王戦挑戦者決定トーナメントが8月1日に行われ、永瀬拓矢王座（29）と山崎隆之八段（41）が対局中だ。じっくりとした序盤を経て、局面はいよいよ本格的な中盤戦に突入。形勢はやや永瀬王座寄りと見られており、今後の夜戦に注目が集まっている。
【動画】永瀬王座VS山崎八段 挑戦者決定三番勝負進出をかけた戦い
午前10時の対局開始から、ついに本格的な戦いに突入した。永瀬王座の先手番で始まった本局は、山崎八段の志向で「向かい飛車」の戦型に。永瀬王座は矢倉に組んで、じっくりとした序盤戦をたどった。対局が行われている東京・千駄ヶ谷に17時のチャイム放送が流れる頃、山崎八段が仕掛けていよいよ本格的な中盤戦に突入。両者指し手のペースが上がり、ABEMAで解説を務めた横山泰明七段（41）は「予想とは違う形になったが、激しい戦いになってきた」とコメントした。ABEMAの「SHOGI AI」はやや永瀬王座寄りの数値を示し、夕食休憩に入った。
永瀬王座にとっては2015年度の第28期、2021年度の第34期に続いて3度目、山崎八段にとっては2012年度の25期以来以来2度目の挑戦者決定三番勝負進出をかけた重要な一局。両者がどのような構想を描いているか、この後の夜戦から目が離せない。持ち時間は各5時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
永瀬拓矢王座 にぎり（特上）サビ抜き
山崎隆之八段 豚しゃぶ（ごま味噌）弁当
【夕食休憩時の残り持ち時間】
永瀬拓矢王座 1時間34分（消費3時間26分）
山崎隆之八段 1時間38分（消費3時間22分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
