原爆投下から77年――広島と長崎の当時を知る人々は年々減る一方だ。そうした中、デジタルの力でその日の出来事を保存し、世界に発信する取り組みが行われている。
 3Dの地図に浮かぶ赤い丸と、その下に並ぶたくさんの人々の顔写真。これは77年前の8月6日、広島に投下された原爆にまつわる証言や記録を集めた「ヒロシマ・アーカイブ」だ。顔写真をクリックすると、8月6日の様子を語る被ばく者の動画が始まる。