“忍者”服部慎一郎四段、会心の「ニンニン!」折田翔吾四段に快勝 チームは怒涛の3連勝/将棋・ABEMAトーナメント
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 将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント2回戦第2試合、チーム稲葉とエントリーチームの対戦が8月20日に生放送された。チーム稲葉がスコア2-0でリードして迎えた第3局は服部慎一郎四段(23)が折田翔吾四段(32)に勝利、チーム3連勝を飾った。

【中継】チーム稲葉 対 エントリーチーム 関西の強豪棋士が集結した対戦

 先手・折田四段、後手・服部四段、ともに雁木を採用しての一局は、中盤に入ったところで折田四段が角銀交換の駒損に踏み込むという激しい展開を選択。服部四段の玉頭にあたる2筋、3筋に攻撃の活路を見つけに行った。対して服部四段も4筋での攻防で逆に、△4四角と角銀交換を選択。難所と見られたポイントを切り抜けることに成功した。

 積極的に仕掛け続けた折田四段だったが、服部四段は持ち時間もしっかり確保しながら冷静な対応に終始。勝負手に対してミスなく受け返したことで折田四段の攻めを切らすと、形勢にも大きな差をつけ快勝を収めた。対局後には「危ないのか危なくなかったのか、よくわからない将棋でした」とにっこり。「1勝できてホッとしています。チーム3連勝も、まだこれからだと思います。ニンニン!」と気分も上々だった。解説の上村亘五段(35)も、服部四段がペースを握った角銀交換の△4四角に注目。抜群の一手だと高く評価していた。

◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】チーム稲葉 対 エントリーチーム 関西の強豪棋士が集結した対戦
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