美女ダンサーを両サイドに引き連れて颯爽と入場するも、右のテンプル付近にあしらった髪の「ハートマーク」を見事に打ち抜かれて衝撃的なKO負け。試合時間わずか77秒、失神〜担架投入の一撃“秒殺”KO劇に視聴者が騒然となった。
8月21日にエディオンアリーナ大阪の第1競技場で開催された「RISE WORLD SERIES OSAKA 2022」。数島大陸（及川道場）とタネ♡ヨシキ（直心会）の対決は、1ラウンド開始わずか77秒、数島の左ストレートがタネの右テンプル付近を打ち抜いて失神KO。さらに担架投入といった衝撃的な幕切れとなった。この日のために用意したアピールポイントの「ハートの刈り上げ」が急所の目印となる皮肉すぎる結末に、視聴者からも「弱点を教えてどうする…」といったツッコミコメントが並んだ。
RISEでデビューから3連勝とフライ級戦線の主役に躍り出た数島。一方、DEEPなどを経てRISE初参戦となるタネとの対戦。タネは試合前、女性ダンサー2人を引き連れ、ピンクのヘアスタイルのテンプル付近にワンポイントの「ハートの刈り上げ」をあしらうなど、ど派手なエンタテイナーぶりを発揮。
試合は1ラウンド、両者距離を探りながら蹴りを飛ばし合う幕開け。数島が軽く放つ左に鋭さがある。対するタネはローの連打、ミドルの蹴りが中心の攻撃。しかし、数島がゆったりとしたスタンスでジワジワとタネをコーナーに追い詰めていく。
開始1分、ガードを固めるタネにコンパクトな数島の左ストレートが入る。軽く触ったようなパンチにタネが崩れ落ちると、両手をマットに付いて早くも戦意喪失状態。思いのほかダメージが大きく、うつ伏せのまま力尽きた。
見た目は決して派手でないもののダメージが大きい一撃。タネは一度後方のロープに激突し、前のめりに頭からガクリと落ちてそのまま失神。その後も立ち上がる事ができず首を固定し担架での退場となった。実況解説の小出朗アナウンサーも「ハートマークのところを狙ったテンプルですね」と指摘。すると解説の裕樹も「そこを狙われましたね」とうなづいた。
この試合のために刈り上げてきたトレードマークのハートを打ち抜かれたなんとも皮肉な衝撃KOシーンに、視聴者からは「弱点を教えてどうする」「狙いどころを教えてしまった」「ハートを撃ち抜かれたな」などの声が寄せられていた。
悔しい敗戦を喫したタネは自身のSNSで「RISE WORLD series大舞台で派手にやられて、本間に悔し過ぎて寝られへんかった あかん、弱すぎる、絶対に強くなって戻ってきます RISEに戻れる様気合い入れ直します」などと再起を誓っている。
