「独身男性は短命」配偶関係別の死亡年齢データから判明か
人口動態調査の死亡者数のデータ
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 17.3%、これは、国立社会保障・人口問題研究所の調査で「一生結婚するつもりはない」と答えた男性の割合だ。2015年の調査から、男女ともに結婚への意思が低下する結果となった。

【映像】未婚男性は寿命が短いデータ 人口動態調査の死亡者数のデータ

 生き方に対する考えが多様化している実態を映し出した調査結果とも言えるものの、独身のままでいることがその人生の長さに影響しているかもしれないという分析結果が話題となっている。

 独身研究家・荒川和久さん「未婚男性、未婚女性それから既婚の男女を比べたとき、未婚男性だけ寿命の長さが極端に短いのというデータが人口動態調査の死亡データで出てきました」

 独身研究家の荒川さんは、厚生労働省の人口動態調査の死亡者数のデータから、配偶関係別の死亡年齢の中央値を算出。すると、配偶者のいる男性の死亡年齢の中央値は81.6歳だったのに対して、未婚の男性は67.2歳という結果になったという。

荒川さん「未婚男性と既婚男性で見比べてみると、やはり未婚男性は既婚男性に比べて全ての病気のデータで死亡率が高いのです。『がん』に関しては既婚男性とあまり変わらないですけども、高血圧とか腎疾患、肝疾患などは全てにおいて既婚男性よりも高い数字です」

「独身男性は短命」配偶関係別の死亡年齢データから判明か
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 病気の死亡率が高い。その原因として荒川さんが挙げたのが独身男性の「食生活」だ。

荒川さん「コロナ禍以前の話だと、3~4人家族が1カ月に使う1.7倍くらいの外食費を独身男性は使っています。外食が全部ダメなわけではなく、どうしてもラーメンや焼肉などの好きなものに傾倒してしまっているということかと思います」

 乱れた食生活に陥りやすいという独身男性。一方、独身女性は、圧倒的に外食が少ないという。また「不本意な孤独が心の健康に影響している可能性がある」と荒川さんは指摘した。

荒川さん「誰かと一緒が楽しいという人たちが結婚して家族を作って一緒にいることは、心の健康が保たれていると言えます。(独身の方でも)1人でいることが好きな人は、それで心の健康が保たれているのでしたら良いのです。ですが、いわゆる“結婚したいのにできない”という『不本意未婚』の方は、心の不健康につながってしまいます」

「後悔をする前に、本当は若いうちから男女のお付き合いに真剣に取り組むことも大事だと思います」

(『ABEMAヒルズ』より)

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