<大相撲九月場所>◇二日目◇12日◇東京・両国国技館
幕下十五枚目・朝乃山(高砂)が幕下十五枚目格付出・川副(宮城野)を寄り倒しで下した一番を受けて、元横綱・大乃国の芝田山親方が「これは危ない」と川副の取組に苦言を呈する一幕があった。
【映像】「これは危ない」苦言を呈された川副のほろ苦デビュー戦
1999年生まれ、熊本県出身の川副は、日大在学中の2021年に全国学生選手権で優勝した学生横綱で、この日がデビュー戦となった期待の若手だ。対する相手は元大関の実力者・朝乃山。立ち合い川副は鋭く攻めたが、落ち着いて掴まえながら前進する朝乃山になすすべなく、一方的に寄り倒されて黒星を喫した。朝乃山は1勝目。
勝負が決する際、川副は最後まで粘って土俵際で踏みとどまり、海老反りのような格好で背中から倒れるような場面があったが、このVTRが流れると、ABEMAの中継に解説として出演した芝田山親方は「これは危ない」と一言。続けて「こういう相撲を取るのはプロじゃなくてアマチュアなんですよ。プロはあそこまでいったら危ないと思って力を抜くというか、あそこまで粘らないですね」と指摘した。
芝田山親方はさらに「あそこまで粘ると、上に乗っかられたらもう完全に膝が……。せっかくあれだけいい相撲を取れても持たないですよ」と続けると、「これはアマチュアの相撲です」「普通だったらあれで両膝がいってますよ」「VTRを見ても私が『危ない!』って言ったのはそこですね。プロはああいう相撲は取らないです」と、川副の取り口に苦言を呈していた。
一方、相撲ファンからも反響が続々。ネット上には「元大関相手に立派でした 次にきっと繋がります」「川副は体が柔らかいので将来が楽しみ」といった川副の今後に期待する声も寄せられていた。
(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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