服部慎一郎四段が大熱戦を制し5組昇級に前進 若手実力者対決で渡辺和史五段を破る/将棋・竜王戦6組
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 将棋の竜王戦6組昇級者決定戦が9月16日に行われ、服部慎一郎四段(23)が渡辺和史五段(27)に224手で勝利した。次戦は、5組昇級をかけて斎藤明日斗五段(24)と対戦する。

【動画】服部四段が激戦の末に渡辺五段に勝利した一局

 若手実力者同士の大熱戦を、服部四段が制した。矢倉の出だしとなった本局は、じっくりとした序盤戦を経て難解な中盤戦へと進行した。夕食休憩明け、夜戦に突入後も形勢は拮抗状態。先手の飛車角の動きを封じた服部四段が快調な攻めを繰り出したが、後手の盲点を突く歩を打ち込み渡辺五段が抜け出した。しかし、渡辺五段は時間がない。持ち時間を1時間以上残す服部四段は、激しい攻撃態勢で先手を猛追。先手の角頭に飛車を打ち込む攻防の一手から、後手ペースへとひっくり返した。

 昇級に向け、絶対に負けられない一局であることはどちらも同じ。攻防戦が繰り広げられ、一手ごとに攻守が入れ替わる激しい終盤戦となった。最終盤に向かうにつれ、形勢は徐々に服部四段に傾いていく。渡辺五段は入玉を目指し上部脱出を図ったが、後手の強固な守りに行く手を阻まれ断念せざるを得なかった。200手を超える大熱戦。服部四段は盤に覆いかぶさるほどの前傾姿勢で最後まで集中力を切らさず、渡辺五段の執念の粘りを振り切って、224手で勝利を飾った。

 この結果で、服部四段は昇級に大きく前進。次戦の斎藤五段戦に勝利すると5組昇級が決定する。

 第35期竜王戦は、10月7・8日に七番勝負が開幕。現在のタイトル保持者で初防衛を目指す藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)に、4期ぶりの復位を狙う広瀬章人八段(35)が挑戦する。

ABEMA/将棋チャンネルより)

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