MVP獲得のヒロイン瑞原明奈「負けた瞬間の方が心に残っている」涙を越えて目指すファイナルへの道/麻雀・Mリーグ
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 女性選手としてはリーグ2人目のMVP。U-NEXT Piratesの瑞原明奈(最高位戦)は+440.6という圧巻の成績を収めた。もともとMリーグデビュー以来、才色兼備の選手として人気だったが、このMVP獲得でさらに急上昇。各種メディアでも取り上げられ、まさにMリーグのヒロインになった。ただ昨期、チームはセミファイナルシリーズで敗退し、仲間が2人、チームを去ることに。「負けた瞬間の方が心に残っている」と涙したことは忘れない。新たな仲間と、再び優勝シャーレを抱いてうれし涙を流すため、次のシーズンに向けてのスタートを切る。

【動画】プロ麻雀リーグ「Mリーグ」昨期の戦いぶり

-昨期はMVPを取る大活躍でした。ご自身で振り返りをお願いします。

 望外の数字だなと思っています。表目に出て良い結果が積み重なったということだと思うんですが、前半のトップがなかなか取れない時期にマイナスを抑えられたのもよかったかなと思います。

-MVP獲得の反響も実に大きかったと思います。

 そうですね。わかりやすいところで言うと、地上波のクイズ番組「東大王」のオファーを頂いたのもMVP獲得直後だったので、その結果があったからなんじゃないかなと思っています。他にもそういうお仕事がいくつかあります。その度に熱狂が少しずつ外に広まっているということも感じます。ただ街で声をかけられることは相変わらず全くないです(笑)。

-昨年、セミファイナルシリーズの最終日、石橋伸洋さんがラスを引いた時には控室で涙を流されていました

 昨シーズンについては良かった年だとは思えていないです。ファイナル進出という最低限の目標が達成できなかったということしかないですね。MVP獲得の瞬間よりも、チーム敗退の瞬間の方が心に残っているということです。

-チームを去った朝倉康心さん、石橋伸洋さんと連絡を取ることはありますか。

 もともとあまり個人的に連絡を取るということがないので(笑)。お仕事でご一緒することがあってそこで会うことはありますが、本当にまだ意識が抜けていなくて、Mリーガーだけの色紙を書くという時に「アサピンさん」と声をかけてしまったりとか、パイレーツの仕事が次の日にあるという時に「石橋さん、また明日」と言ってしまうこともありました。

-MVPを取ったことで、次のシーズンに不安を感じることはありますか。

 それはないですね。前の年、MVPだったから今年が不安というのはないです。運が良い時にあれだけ勝てるというのは、ひとつ自信に繋がりましたが、だからといって実力がすごく上がったわけではないので、例年の開幕時と同じように勝つかもしれないし負けるかもしれないという心持ちです。今年も数字的な目標は立てません。できる限り1ポイントでも多くプラスするということだけです。

-新しくチームに加わった鈴木優さん、仲林圭さんとのコミュニケーションはいかがですか。

 そっちの方が不安かもしれない(笑)。結構な人見知りなので…でもおふたりとも気さくで話しやすいタイプなので助けられてます。麻雀については2人から沢山吸収したいです。チームとして雀風の統一などはまったく必要ないとおもうのですが、麻雀についていっぱい話せるチームではありたいです。私はとにかく強くなりたいので、そういう環境でなくなるのは困るかな。

 それぞれの選手の印象は、仲林さんは麻雀業界からの内部的な評価がすごく高い。オーソドックスなバランスタイプ。優さんは独特の戦術を持っているというイメージです。チームメイトという特権を利用して、ふたりから色々聞き出して盗みたいです(笑)。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。優勝賞金5000万円。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

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Mリーグ 配信情報まとめ
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