ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(ABEMAで配信中)において、三笘薫が、ワールドカップへかける想いを激白。勝てば出場決定、負ければ代表が窮地に立たされる最終予選オーストラリア戦では2ゴールを挙げ日本を7大会連続出場に導いたシンデレラボーイが、代表の主力に昇りつめるまでの意外な道のりを語った。
【映像】すぐに活躍できるイメージができなかった
兄の影響で小学生からサッカーを始め、川崎フロンターレの下部組織に所属。高校3年間プレーした後、三笘はプロ昇格ではなく、あえて大学進学を選んだ。
「トップチームからの誘いはあった」と話す三笘は、「すぐに活躍できるイメージが湧かなかったのと、大学に行って試合を経験して、人としてもサッカー選手としても長期的にやっていく方が自分に合っているのではないかなと思った」と理由を告白する。
進学した筑波大では関東大学サッカーリーグ3年連続ベストイレブン、2017年の天皇杯2回戦ではベガルタ仙台(当時J1)相手に2ゴールを決めるなど大活躍。その活躍から大学2年でフロンターレの特別指定選手に選出。卒業後、プロ1年目でベストイレブンに選ばれ、2年目には世界最高峰のイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ ・アルビオンFCに移籍。ビザの関係でベルギーリーグにレンタル移籍となるもそこで8ゴール4アシストと大活躍。森保監督の目に留まるのに十分な活躍を見せた。
「海外に出て活躍したら(代表に)選ばれると思って行きました」と、三笘は予測通りの結果を自ら実践してみせた。実際、五輪代表での印象的な活躍を経てA代表にも定着。負ければカタールが遠のく最終予選オーストラリア戦では、2ゴールを挙げ、日本を7大会連続出場に導くシンデレラボーイとなり、自分で自分の価値を示して見せた。
photo:高橋学 Manabu Takahashi