9月16日に行われた東北楽天ゴールデンイーグルス対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、プロ初先発となったソフトバンク・森唯斗が披露した絶妙な“遅球”に野球解説者・G.G.佐藤氏が言及した。
ソフトバンクが3-0とリードして迎えた3回裏・楽天の攻撃。無死走者なし、打席にはこの回先頭の7番・マルモレホスという場面で、この日がプロ初登板だった森は初球、真ん中高めのストレートでストライクを奪うと、続く2球目はほぼ真ん中に91キロの遅球を投じるという大胆な投球を披露。
投球フォーム、ボールの握りは一見ストレートに見えるものの、それでいて球速だけが遅いというこの1球に、打ち気になってボールを迎えに行ったマルモレホスも思わず手が出ず、見送りでストライク。この遅球が効いたのか、森は続く3球目、外角のボールゾーンへと落ちるフォークで、マルモレホスを3球三振に切ってとった。
G.G.佐藤氏は、まず「ストレートを投げそうなフォームからの緩いボールなので、これは相当難しい。投げ方上手かったです、素晴らしい」と称賛。その上で、「(打者は)全くイメージしていないですから、打とうとしたけど手が出ないですもんね。魔球です」と、打者目線で太鼓判を押した。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)




